Fox Newsのライブアップデート記事(2026年5月20日付)
『Tehran declares readiness for ‘every scenario,’ tightens grip as Trump delays military action(テヘランは「あらゆるシナリオ」への準備を宣言、トランプが軍事行動を遅らせる中で支配を強化)』
の主な要約は以下の通り。
1.イラン側の主張と強硬姿勢
• 「あらゆるシナリオ」への備え:イラン国会の国家安全保障・外交政策委員会トップ(アジジ氏)は、アメリカの外交はもはや信用できないとし、テヘランは「あらゆるシナリオ」に対する準備ができていると宣言した。
また、これまでの紛争でイランは「驚異的な力」を示しており、まだ多くのサプライズが残されていると警告している。
• 対抗措置の警告:もしイランの領土に対してこれ以上の侵略が行われれば、これまでは地域的な限定戦争にとどまっていた「炎」が一気に噴出し、国境を越えて壊滅的な打撃を与えることになると主張している。
2.ホルムズ海峡での支配強化
• 通行料の法制化:イランはペルシャ湾・ホルムズ海峡の通航を管理する組織(PGSA)の枠組みのもと、国が管理する船舶の「通行料」を公式化する動きを見せている。海事インテリジェンス企業のデータによると、イランは通過する船舶に対して最大200万ドル(約3億円)の費用を課すことを検討していると報じられている。
3.トランプ大統領の動向と意図
• 軍事攻撃の延期:トランプ米大統領は、イランに対する新たな軍事攻撃(空爆など)を一時的に保留(延期)している。
• 延期の理由:トランプ氏はFox Newsの取材に対し、テヘランとワシントンの間で行われている戦争終結に向けた駆け引きについて「数日待つことで戦争を回避し、人々が殺されるのを防ぐことができるのであれば、そうする(待つ)のは素晴らしいことだ」と述べ、人命救助と外交的解決の可能性を探るために意図的に時間を置いていることを明かした。
4.緊迫する背景(その他の関連情報)
• 一方で、J.D.ヴァンス副大統領は「核協議が失敗すれば、米国はいつでもイランへの攻撃を再開できるよう準備(Locked and loaded)している」と警告。
• イスラエルのネタニヤフ首相も緊急安全保障会議を開き、イスラエル軍(IDF)は最高レベルの警戒態勢に入るなど、外交交渉が続く一方で軍事的な緊張も極限に達している。
まとめ
トランプ大統領が「人命を救い、交渉の余地を残すため」としてイランへの軍事攻撃を数日間延期する姿勢を見せる中、イラン側はアメリカへの不信感をあらわにし、ホルムズ海峡での通航料徴収など実質的な支配を強めつつ、「いつでも戦う準備がある」とアメリカを強く牽制している状況を伝えている。
これはどう考えても、和平が成立するとは思えない。トランプ氏としてはサウジアラビアなどの湾岸諸国による戦闘再開延期の強い希望に対して、これら諸国の立場を考えての攻撃延期であり、数日の延期で義理が立てば、いよいよ攻撃再開となるのではないだろか。