先月末に発生したプリウスの暴走事故で２名の死亡者を出したにも関わらず、運転者が上級国民(元キャリア官僚) ということで逮捕もされない状況が世間で問題視されているが、何とこれに関して昨日、トンデモナイ写真がスクープされ１夜でネット上に拡散されていた。この話題は可也危険な事もあり、特別編としてお届けする。

いつものとおり内容は偏向していたり毒舌や嫌韓があったりするために、当サイトの方針を理解できて、この手の話を笑って受け流せる読者専用とします。

長期連休のニュースに必ずと言っていいほどに報道されるのが高速道路でのファミリーカーの事故で、今回も１日に長崎自動車道で家族４人が乗った車が横転する事故があり５歳の息子が死亡したほか７歳の娘も頭の骨を折る大けがをしたという事故があった。

ニュース映像から横転したクルマの写真を見ると、このクルマは恐らくデミオだろう。

念の為に事故の写真を回転させてクルマの向きを直して、その下にデミオの写真を並べたら、ドンピシャで間違いない。

それでグレードはというとホイール部分を拡大すると、スチールホイールと判る。ホイールキャップは衝撃で外れているのだろう。

それではデミオでスチールホイールのクルマはと言うと 15Ｃ(139.3万円) と15S (149.0万円) で、ディーゼル (XD) は全てアルミホイールを装備している。

それで状況は報道によると事故車は追い越し車線から走行車線に戻ったところで、左右に振れ出して路肩にぶつかったりしながらコントロールを失って横転したという。実はこのパターンは動画サイト等の事故場面でも度々目にするもので、高速で少し急に車線変更するとクルマは左右に揺れながらコントロールを失って、あっという間に路線から外れて事故に至るものだ。

そういえば以前高速道路で中央分離帯を飛び越えて、宙を舞って対向車に激突した事故がやはりデミオだった。と言う事は不安定な安モノのファミリーカーだからかとも思ったが、今年の正月に発生したフェラーリの事故でも同様な状況だったから、それだけでは無さそうだ。
　⇒ 2019年1月2日 日記 東北道でフェラーリが自損事故

動画サイトでの同様な事故では軽のハイトワゴンも多いし、商用の１ボックスバンも結構見る。重心が高くて不安定な１ボックスはとにかく、デミオクラスの場合ではどの程度の速度とステアリングの切り具合でコントロールを失うのだろうか。えっ、お前、レンタカーでも借りて高速でやってみたら、って？ じょ、冗談じゃない。本当に事故ったらどうするんだ。

実は今まで色々なクルマを試乗してきたが、正直言ってチョッと急な車線変更でゆらっと来て、立て直しに冷や汗を掻いた事がある。その一つがＴ車のミニバンだったし、Ｍ車の軽では2回 ( 内1回はＮ車ブランドのOEM車) 痛い目にあった。ただし何れも10年以上前の事だから、今は改善されているかもしれない。

M Sport のインテリアは標準はブラックだが写真のクルマはオプションのコニャックが装着されている。M Sport という事でシートのサポートは見るからに良さそうだ。

シート表皮は写真のヴォーネスカ・レザーが標準だが、前述のようにシートカラーについては本来はブラックが標準であり、コニャックはオプションだ。 3 シリーズやＺ4 も同様だが最近のモデル (Ｇ○○) のレザー表皮はダコタ・レザーからヴォーネスカ・レザーに変更になっている。

シート調整は勿論フルパワーであるが、従来のように調整スイッチの傍にポジションメモリーのスイッチは無い。サイドスカットルプレートはお馴染みの "Ｍ" ロゴの入った立派なものが付いている。

ドアのインナートリムは Ｘ5 がＥセグメントである事を考えれば充分な高級感を持つのも当然と判る。取り分け内装色が標準の黒以外 (オプション) を選択していると写真下のように２トーンとなり華やかさが増す事になる。

拡大してみると確かに素材の高級感は充分に感じられる。なおシートのポジションメモリーはドアノブ隣りに設置されている。そしてアームレスト周辺はレザー貼りのパッドでステッチもシッカリと入っている。

ダッシュボードのレイアウトはこれまた最新の BMW に共通するものだが、水平トリムはウッドに艶消しクロームのラインという５シリーズに相通ずる質感であり、これは X5 が ３シリーズや Z4 よりも上級セグメントであるので当然だ。まあ車両価格がベースグレードでも 900万円超という事を考えれば当然なのだが。

センタークラスター上のエアコン＆オーディオ関連パネルは 3シリーズ (G20) や Z4 (G29) と共通となっている。要するに最新の BMW はこれで統一する積りのようだ。

ヤッパリ、"５" の付くモデルは "３" や "４" とは格が違った。