B_Otaku のクルマ日記


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2018/6/10 (Sun)  年金フル世代のクルマを考える <9>

前回取り残した2車種のエンジンについて纏める。

Mazda Demio XD
Demio は他車と異なりスポーツグレードに相当するハイパワーモデルはディーゼル (XD, 184.1万円より) という特長がある。その 1.5L ターボディーゼルは 105ps 250N-m を発生し、ガソリン 1.5L (15MB, 156.0万円) の 116ps 148N-m よりもトルクで大いに勝っている。

ガソリン 1.5L は MB の1グレードのみで、それ以外のガソリンは 1.3L 92ps 121N-m の 13 で、ベースグレードは 13C (139.3万円) となる。

なお詳細なスペックと各部の写真は
⇒ New Demio (2014年11月27日からの日記) にて


Suzuki Swift Sport
Swift のスポーツモデルと言えば Swift Sport (通称スイスポ) であり、スイスポは既に 4代目となる程の定番車で価格はベースモデルで183.6万円だがセーフティーパッケージ装着車が 192.2万円だから、まあ普通はこちらを選ぶだろう。スイスポのエンジンは 1.4L ターボ 140ps 230N-m というもので、実は先代の 1.6L 自然吸気 135ps 160N-m の方が高回転型で回して楽しい事から、マニアックという面では新型が寧ろ退化してしまったとも言えるが、まあそれを言ったらポルシェ 911 だって同様だから、これは時代の変化と納得しよう。

なおこちらも詳細なスペックと各部の写真は下記を参照されたい。
⇒ Suzuki Swift Sport (2018年1月9日からの日記)


以上の5車種のエンジンスペックを下の表に纏めておく。こうして見ると普通の乗用車用の転用 (Vitz, Fit) 、ハイチューンの自然吸気 (Note) 、ターボディーゼル (Demio) 、そしてターボ (Swift) と其々バラエティーに富んでいるが、価格的にはやはりスイスポの買い得感が光っている。Note は自然吸気のハイチューンという最もオーソドックスな高性能エンジンの手法だが、それだけに価格も割高となっている。また何れも MT が用意されているのも大きな特徴で、若い頃免許を取得していれば当然ながら当時は MT だった訳で、むしろ AT の方が苦手というのが年金フル世代だから、これはある面有り難い。MT ならば飛び出しや踏み間違い等の可能性は極めて低いという安全面のメリットもあるが、逆にのんびり運転したい年寄りなら AT の方が楽じゃねぇ、なんていう考えもあるが、半世紀の経験で身体が覚えているから MT の方が付かれない何て場合もあり、まあこの辺は人其々だが‥‥。

次回はブレーキとサスペンションを比較する。

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2018/6/9 (Sat)  年金フル世代のクルマを考える <8>

国産Bセグメントスポーツハッチの5車種比較の続きとして、今回は各車のエンジンを比較する。まあ幾ら老後だと言ってもある程度の動力性能は欲しいものだ。特にこのクラスのクルマは低位グレードは情けない程のアンダーパワーだったりする。

Toyota Vitz GR
GR には GR Sport (208.8万円) と GR Sport GR (230.4万円) の2グレードがあるが、エンジンは何れも 1NZ-FE 4気筒 1.5L 109ps 136N-m で、価格の違いは装備や足回り等となるから、動力性能自体に変わりは無い。実は 1NZ-FE というエンジンは普通のカローラ用を Vitz に載せただけだが、それでも 1.3L (99ps 121N-m) や 1.0 (69ps 92N-m) と比べれば "スポーティー” だ。なお Vitz GR には限定車として GRMN というモデルがあり、1.8L に Sチャージャーを装備して 212ps を発生するスペシャルエンジンを搭載しているが、まあこれは価格も 400万円と別格だ。というとこで、年金フル世代が選ぶとしたなら GR Sporか GR Sport GR となるだろう。

なお詳細なスペックと各部の写真は
⇒ Vitz GR SPORT ”GR" (2017年11月14日からの日記) にて


Nissan Note NISMO
Note の NISMO バージョンは 1.2L 98ps 142N-m を搭載するベースグレードの NISMO (210.1万円) 、ハイブリッドの e-POWER NISMO (246.5万円) 、そして1.6L 140ps 163N-m というハイチューンエンジンを搭載し登録は持ち込みで改造申請が必要な通称マル改の NISMO S (232.8万円) の3グレードで、本格的スポーツグレードとしては勿論 NISMO S だろうが、後述するスイフトスポーツ等と比べると割高となっている。なお NISMO と e-POWER NISMO はそれぞれベースとなる Note とエンジン自体は変わらないから、要するに Vitz GR と同じで動力性能は変わらない事になる。

なおこちらも詳細なスペックと各部の写真は下記を参照されたい。
⇒ Nissan Note e-POWER NISMO (2017年11月5日からの日記)


Honda Fit RS
Fit RS (198.1万円) のエンジンも実はコンフォートモデルである 15X と同じ 1.5L 132ps 155N-m で、前記の2車と同様この手のクルマはエンジンには手を入れていないのが最近の傾向だ。となると動力性能では 1.5L ガソリンエンジンに電気モーターを加えたハイブリッドの方が勝っている事になり、加速=スポーティーと考えるユーザーには RS よりも寧ろハイブリッド を進める事になる。ただし RS にはハイブリッドには設定の無い 6MT が用意されているから話は複雑になる。

そしてこちらも詳細は下記の日記にて。
⇒ HONDA New FIT (2013年9月13日からの日記)


残る2車種は次回につづく。

実は今回も一気に5車種を比較しようと思ったのだけれど、今日は退院後初めて徒歩15分くらい先にあるスーパーに買い物に行ってみたら、何とか杖を使わずに往復出来たのだけれど、いやまあ帰ったらドッと疲れが出てしまい、今日の日記はここで終了となってしまった。普段なら極近所の買い物も、今では大変な "冒険” になってしまった。日常で当たり前と思っていた事も、実は大変な事だったと気づいた今日この頃。

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2018/6/7 (Thu)  Volkswagen Polo (2018)

フォルクスワーゲン (VW) のBセグメント車であるポロが9年ぶりに FMC されて日本でも既に販売されている。本当は実写の写真を載せたいところだが、なにしろ1か月前の小脳出血から完全に回復していない状態で、仕方なく欧州向けのオフィシャルフォットを使用して概要を紹介する。

新型のアウターサイズは全長 4,060 x 全幅 1,750 x 全高 1,450㎜ ホイールベース 2,550㎜ で、先代の全長 3,995 x 全幅 1,685 x 全高 1,460㎜ ホイールベース 2,470㎜ に対して広く低くなっている。取り分け全幅が 1,700㎜ を超えた事で日本の法規では今回から3ナンバーとなり、この面では貴重な5ナンバーがまた一つ消滅してしまった。

写真で見ると先代の背が高く不安定そうなスタイルは影を潜めたが、何やらゴルフに似てきてポロらしくない‥‥とも言える。

リアサイドは結構キープコンセプトで、フロントから見るよりも差が少なく感じる。

 

インテリアを比べてみると‥‥

まあ流石に時代の差を感じるのは当然で、カラーLED 化されたメーターや上部にディスプレイを配したセンタークラスター、そしてグリップタイプの AT セレクター等最近のトレンドに従っている。とは言え結構保守的というか、先進装備という程でも無さそうだ。

エンジンはガソリン車が1.0L 自然吸気 65ps および 75ps、ターボが 95ps および 115ps、1.5L ターボ 150ps と 2.0L 200ps (GTI) とバリエーションが多いが、日本向けは今のところ 1.0L 95ps のみが販売されている。これは本国と殆ど時差無く新型車を日本にも供給する BMW と比べて何ともやる気の無さを感じるのが VW の常だが、その結果はその昔の輸入車ナンバーワンから今ではプレミアムブランドのメルセデスベンツや BMW に抜かれて3位まで転落している。

なお詳細は例によって下記にて。
  ⇒ https://www.netcarshow.com/volkswagen/2018-polo/



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