中国では統計上の『中産階級』が、実質的には下『層階級』に転落している。その実態は

1.資産ベースの転落(マイナス純資産)
• 家の価値崩壊: 不動産バブルが崩壊し、家の市場価値がローン残高よりも下がる「債務超過(マイナス純資産)」の状態で、家を売っても借金が残るため、資産を持つ中産ではなく、実質的な負債者となっている。
2.フロー(現金)ベースの転落(可処分所得の枯渇)
• 高額固定費: 統計上の高い所得(年収)があっても、その大半が「住宅ローンの返済」と「高額な教育費」という固定費に消える。
• 手元に残らないお金: 給与削減(リストラ)があれば、残った可処分所得は実質的に下層階級のレベルまで枯渇しする。
3.社会的・法的地位の転落(失信ブラックリスト)
• ローン放棄(断供): 返済が行き詰まると、物件を放棄(断供)せざるを得ない。
• 社会的制裁: これにより法的なブラックリスト(失信者)に載り、飛行機や新幹線の利用、ブランド消費が制限され、社会的にも最下層へと強制的に落とされる。
この3つのステップを経て、「高学歴・都市居住だが、実質的に隠れ下層」という状態が、現在の中国の中産階級に大量発生しているのだった。
日本でもバブル崩壊後の中流階級で住宅ローンの債務超過となったが下層階級にならなかったのは何故か