千葉の津波避難タワーが錆だらけ 10年でボロボロ

千葉県にある津波避難タワーが完成からわずか10年で使用不能になっている。耐用年数31年の筈が錆だらけになっていて、建て替えの目途も立っていないという。

既に外観は全体が茶色い錆だらけで、タワーを支える支柱も腐食が進んでいる。

施工時には「特殊な塗装を使ってさびない」という説明で施工計画を行ったが、錆びないどころか完成後の早い時期に既に錆が出てきたという。

これだけ錆が進行すると風の強い日には錆びが粉になって舞い散り、近所の民家に降り注ぐなど大迷惑状態だという。

それにしても何故こんな事になったのだろうか。特殊な塗装どころか、塗装自体が手抜きだったとしか考えられない。海沿いの施設などは塗装に際して、塗料自体を防錆力の強いものを使うのは当然だが、塗装前に鋼球(ショット)などの投射材を加工品に高速で吹き付け、表面の黒皮や錆・汚れを除去するブラスト処理という方法で、先ずは下地として鉄の地肌を完全に露出させる、その上に防錆力の強い赤さび色の「赤下」と呼ばれている下塗りを行う。

その上に本来の塗装を何度か行うのが普通であり、直ぐに錆が出てきたという事は下処理が手抜きをされた、というよりも、これだけ錆の進行が早いというのは、ブラスト処理とかやっていないのではないか。

このブラスト処理というのはそれなりの設備を必要とするから、地元の零細企業では出来ず、それなりの規模の工場を持つ企業に発注する事になるが、さて、一体どんなところで作ったのだろうか?

市会議員の経営す町工場で作った、なんていうのはよくある話だが‥‥。

さて、この錆だらけのタワーでは、危なくて非難には使えず、結局新たにタワーを建て替える必要が出てきたが、市では予算の目途が付いていない。そんな事をやっている間に大津波に襲われたらば、海岸近くの住人は非難する場所が無く、多くの犠牲者を出す事になるなど、手抜き工事の影響は余りにも大きいのだが。