026年6月3日未明(現地時間)、イランによるクウェート国際空港へのドローン攻撃が発生した。米国とイランの間の緊迫した報復合戦の渦中で起きたこの事態について、現在判明している情報は以下の通り。
1.攻撃の概要と被害状況
• 発生日時:2026年6月3日 未明
• 攻撃手段:複数のイラン製ドローンによる急襲。
• 主な被害:
◦ クウェート国際空港の第1ターミナル(T1)を直撃。建物に深刻な物的損害が発生。
◦ 当初は「数名が負傷」と報じられていたが、その後の発表で少なくとも1名の死亡が確認されている。
• 運行への影響:空港当局はすべての民間航空便の運航を一時停止し、着陸予定だった便を代替空港へ迂回させた。その後、被害を免れた別のターミナルを使用してクウェート航空の運航が一部再開されたものの、依然として大きな混乱が続いている。

2.背景と両国の主張
中東地域における米国・イスラエル連合とイランの衝突、およびそれに伴う一時的な停戦協定の破綻が背景にある。
• イラン側の主張:イランの革命防衛隊(IRGC)は、バーレーンにある米海軍第5艦隊司令部や「地域内の米軍基地」を標的にしたと発表した。テヘラン当局は、クウェートが自国領土やインフラを米軍の対イラン攻撃拠点として使用することを容認していると非難し、今回の事態への「直接的な責任」がクウェート側にあると主張している。
• クウェート側の反発:クウェート国防省の報道官であるサウド・アブドゥルアジーズ・アル・オタイビ准将は、今回の件を「卑劣なイランによる侵略行為」と激しく非難。軍は完全な警戒態勢に入っており、国家の安全と安定を維持するためにあらゆる措置を講じるとしている。
3.米軍および周辺国の動き
この攻撃の前後、ペルシャ湾周辺では激しい火力の応酬が行われていた。
• 米軍による迎撃と報復:米中央軍(CENTCOM)によると、イランはクウェートに向けて弾道ミサイル2発も発射していたが、これらは途中で分解・墜落。また、米軍側はクウェートの米軍施設を狙った複数のドローンを撃墜したと発表している。さらに、この攻撃への報復として、米軍はホルムズ海峡に位置するイランのゲシュム島にある軍事拠点を空爆した。

• バーレーンへの攻撃:同夜、バーレーンに対してもイランから3発のミサイルとドローンが発射されたが、こちらは米軍とバーレーン軍によってすべて迎撃されている。
• 湾岸諸国の反応:アラブ首長国連邦(UAE)の外交官などは、「この侵略は特定の国だけでなく、我々全員を標的にしたものだ」として、湾岸諸国が一致団結してイランに対抗するよう呼びかけている。