BBCのドラマはなぜ知的で難解なのか

Amazon Prime会員は多くのビデオが無料で見られるため、BBC制作のMI5という秘密諜報部を題材にしたドラマ をみた。公共放送のスパイドラマというから、娯楽大作かと思ったら、その内容は驚く程知的で難解だった。

公共放送なのだから多くの国民が楽しめる内容かと思ったが、なんとこれでは平均的な国民は理解できないだろう。

実はBBCは意図的に難解で知的なドラマを制作するという、公共放送と言ってもNHKとは全く考えが違うのだった。

その理由はBBCは「国民に知的刺激と文化的教養を提供する」という理念を掲げて、「誰でもわかる娯楽」よりも「考えさせる娯楽」を重視しているのだった。

中でも「MI5(原題 Spooks)」はその典型で、複雑な心理戦・政治的駆け引き・社会問題が織り込まれているのだった。

ではBBCの番組がすべて難解かといえば実はそうでもく、BBCにも「層別設計」があり、一般大衆やファミリー向けの番組もあるようだ。

偶々初めて見たBBCのドラマが、典型的な内容だったという事らしい。

確かに、全てがこんなハイレベルじゃあ、多くの国民は見なくなってしまう。とはいえ、流石にポリシーがシッカリしているのは、今や存亡の危機にあるどこかの国の公共放送とはえらい違いだ。