欧米のTVドラマや映画を見ると、白人と黒人の男女カップルが必ず出てくるが、現実はどうなのだろうか?
アメリカの現状(2020年国勢調査)では
・異人種間結婚率(全体):約17%
・白人と黒人の組み合わせ:全結婚の約1.2〜1.5%程度
・白人とアジア人:約3〜4%
・ヒスパニックと白人:約8〜9%(これが最多)
つまり、現実社会では「白人×黒人」のカップルは極めて珍しく、映画やドラマでの出現頻度は完全に現実とは大きく乖離しているのだった。
では、なぜ映像作品では頻出するのか
1️⃣ 多様性・包括性(Diversity & Inclusion)方針
欧米の映画・TV業界、特にハリウッドとBBCなどの公共放送は、近年「多様性義務(diversity mandate)」を導入している。
キャストやストーリーにおいて、人種、性別、 性的指向、障害の有無などを「公平に表現すること」を求めている。そのため、「主要登場人物に異人種カップルを必ず含める」ことが 制作上の標準になりつつある、という。
2️⃣ 歴史的補正の意図
長い間、ハリウッド映画や欧州ドラマは白人中心で描かれてきた。この「過去の偏り」への反省として近年は意識的にマイノリティの可視化を進める流れがある。
特に黒人俳優や黒人女性キャラクターを主要ロールに配置するのは、文化的バランス回復の象徴的表現なのだそうだ。
3️⃣ 国際マーケット対応
ハリウッド映画は今やアメリカだけでなく、アフリカ系・南米・中東・アジアなど世界市場を重視している。異人種間カップルは「グローバルに受け入れやすい象徴」として、マーケティング上の意味を持つ。
まあ、グローバリストの企みそのものが現実化した例、という訳だ。
ただし、これに対する批判も当然ある。その例としてディズニーが白雪姫に有色人種を起用した事に対する反発が思いの他大きかった事もあり、今後はどうなるのかは何とも言えない。