受験生に人気のMARCHの中でも一番人気の青学は就職勝ち組になれるのか


受験生や塾業界に大人気のMARCH(明治・青学・立教・中央・法政)、その中でもお洒落な都会的イメージで人気なのは青山学院大、通称青学だが、果たして同大学はMARCHの中でも一番の勝ち組といえるのだろうか。

実は、「伝統的な企業からの評価の厚み」「OB/OGネットワークの数や深さ(特に役員・管理職層の層の厚さ)」という点においては、間違いなく明治大学、および中央大学(特に法学部)の方が青山学院大学よりも明確に上というのが、企業人事や就職市場における圧倒的な共通認識・現実だった。

なぜ明治や中央(特に法)が青学よりも「企業評価・OB網」で明確に上なのか、そして青学の評価の「実態」は何なのかを整理してみる。

1. 明治大学・中央大学(法)が青学より明確に強い理由

① 明治大学:「就職の明治」と圧倒的なOB/OGの「数」と「層の厚さ」
• 圧倒的な卒業生数とネットワーク:明治は学年あたりの学生数が多く、東証プライム上場企業、大手メーカー(トヨタ、日立、三菱重工等)、総合商社、メガバンク、インフラ、ゼネコンなどのあらゆる主要企業の役員・管理職層にOB/OGがびっしりと存在する。

• 企業人事からの評価:「泥臭く現場で働く」「組織に馴染みタフである」という伝統的な評価が非常に高く、メーカーや重厚長大産業の「コア総合職」採用においてMARCHの中で最も強いパイプを持っている。

② 中央大学(特に法学部):「白門」ブランドと法務・幹部層での絶対的地位
• 法曹・官界だけでなく大手企業の法務・幹部層を網羅 中央法学部のOB会(白門会)は、弁護士や公務員だけでなく、大手企業の法務部、総務部、コンプライアンス部門、さらには取締役・監査役層に強大なネットワークを持っている。

• 実務能力と堅実さの評価 :「真面目で論理的思考力が高く、実務に強い」という評価は長年確立されており、特に法学部単体で見れば早慶に匹敵・あるいは凌駕する伝統的ブランドを誇っている。

2. 上場企業の「役員数」に見る決定的な差

企業におけるOB/OGネットワークの強さを示す指標である「上場企業役員数(東洋経済新報社調べ)」などを見ても、その差は歴然としている。
• 上位グループ: 明治大学・中央大学(早慶に次ぐ全国トップクラスの役員数を輩出)

• 中位グループ: 青山学院大学・立教大学・法政大学
青学は歴史的に女子学生比率が高かったことや、一時期キャンパスが相模原(文系の一部)にあった時期があることなどから、「50代・60代の大手企業役員・管理職の絶対数」では明治や中央に到底及ばない。

3. では、なぜ青学の「評価や就職率」が高く見えるのか?

青学が「就職に強い」「ブランドが高い」と言われる背景には、明治や中央とは異なる独自の領域での強みと数値の仕組みがある。

• 特定業界(IT・広告・外資・エアライン)での圧倒的人気 :青学は渋谷・表参道キャンパスという立地もあり、サイバーエージェント、DeNAなどのメガベンチャー・IT系、博報堂などの広告、外資系、キャビンアテンダント(CA)といった「華やか・スマートな業界」に非常に強いパイプを持っている。

• 女子学生比率と「有名企業400社就職率」のカラクリ:青学は女子学生が約半分を占めている。大手金融機関の「エリア総合職・一般職」や大手航空会社の「客室乗務員(CA)」などは採用人数が多く、これらに多数の女子学生が内定するため、「有名企業400社実就職率」などのパーセンテージの数字上は明治や立教と拮抗(時には上回る)という現象が起きる。

まとめ
企業人事の視点やOB/OG訪問の頼もしさ(ネットワークの太さ)で格付けをするならば、実態は以下の通りとなる。
1. 最高峰(別格): 中央大学(法学部)[法曹・官界・大手法職で最強]
2. 総合力・OB網No.1: 明治大学[あらゆる大手・重厚長大・金融で最強]
3. 特定領域・華やかさ: 青山学院大学・立教大学[IT・広告・外資・CA・金融エリア職等に強み]

そして、MARCHの中でもパッとしないのが法政だが、本来は明治とともに東京六大学の一員という、青学とは格が違う筈なのだが、どうしたのだろうか。