米国の上院議員が、ファウチ博士の日記を公表、Covid-19人工改変説は真実だった!


2026年7月下旬、米国のランド・ポール上院議員(共和党・国土安全保障および政府問題委員会委員長)は、アンソニー・ファウチ博士がコロナ禍当時(2019年12月〜2022年12月)に作成した約1,141ページに及ぶ日記・私的メモを公表した。

1. 公表に至った経緯

• 長年の対立と調査の継続
ポール議員とファウチ博士は、新型コロナウイルス(COVID-19)の起源(自然発生説か、中国・武漢ウイルス研究所からの漏洩・人工改変説か)や、米国立衛生研究所(NIH)による研究資金提供をめぐり、長年激しく対立してきた。ファウチ博士が2022年末に政府職を退いた後も、ポール議員は調査を継続していた。

上院公聴会(喚問)直前のタイミング
2026年7月29日に予定されている上院国土安全保障・政府問題委員会でのファウチ博士への証言・公聴会に先立ち、ポール議員は7月25日〜26日の週末に自身のSNS(X)やWeb上でこの日記文書を一挙に公開した。

• ポール議員の目的
ポール議員は「ファウチ氏が私的に書いていたことと、国民に向けて語っていたことは全く異なるストーリーだった」と主張し、公的な説明と内部の認識の乖離を裏付ける証拠として公開に踏み切った。

2. 日記(メモ)の主な内容

公表された文書には、パンデミック初期の科学的検討、政権との関係、私的な苦悩などが時系列で記されている。

① ウイルス起源に対する不確実性と認識のズレ
最も焦点が当たっているのが、COVID-19の発生源に関する初期の内部議論だ。

• 華南海鮮市場の位置づけ(2020年1月26日)
ファウチ氏はメモの中で「最初の感染は12月初旬であり、市場とは関連していなかった。市場は起源ではなく増幅器(amplifier)だった」と記録していた。

• 人工改変・ラボ説への懸念(2020年2月1日)
著名なウイルス学者ら12名と行った電話会議について言及し、「自然発生を支持したのは2名のみで、残りは意図的な挿入(遺伝子操作)が可能であると考えていた」と内部で強い疑念が提示されていたことを書き残していた。

• メディアの追及に対する葛藤(2021年5月26日)
自身の発言が「前言撤回(flip-flopping)」と報じられた際、「自分は自然発生の確率が極めて高いと言い続けてきたが、100%確実な者はいないため調査を求めている」とメディアの過熱ぶりに不満を漏らしていた。

② トランプ政権との緊張と「著名人」としての記録
• ホワイトハウスとの摩擦
メディア露出が増える中で自身が「大統領以上に注目される存在」になってしまったことへの戸惑いや、それがトランプ政権(当時)との関係を冷え込ませた背景が語られている。

• 世間の関心と攻撃
著名人(バーブラ・ストライサンドやジュリア・ロバーツ等)からの医療相談や自身のキャラクターグッズ(ボブルヘッド人形など)について記録する一方、2022年12月には「極右やQAnon勢力から文字通り憎まれている」と記し、自身や家族への批判・脅迫に対する精神的負担も吐露していた。

3. 今回の公表に対する評価・双方の立場

• ポール議員側の主張
初期の段階で「武漢の市場起源説の破綻」や「ラボからの漏洩・人工操作の可能性」を科学者らと議論していたにもかかわらず、公の場ではラボ漏洩説を否定的なトーンで扱い、国民や議会に不確実性を隠していたと批判している。

• 擁護派・科学界の見解
未知の感染症が広がる中で、限られたデータをもとに内部で様々な可能性を検証し、科学的知見を更新していくのは正常なプロセスであると指摘されている。パニックを防ぐための公的なリスクコミュニケーションと、内部での専門的な仮説検討の差に過ぎないという擁護意見も出ている。

直後の上院公聴会では、この日記の記述をもとに、公的発言の誠実さや情報開示のあり方をめぐって激しい議論が行われた。