韓国ではディーゼル車の排気対策である尿素SCR還元システムに使用する尿素水が、中共よりの原料輸入が途絶えた事で品不足となり、大型商用車の運行に大きな支障を来している。
⇒韓国 尿素水不足でディーゼル車の運行できず 消防車も機動隊のバスも動かない
これに対して中国国営成都テレビが運営するインターネットメディアでは9日、韓国は石油化学産業が強く、尿素を生産する能力がないわけではない。韓国政府は財閥に有利な経済政策を採択しながら、経済的な利益がない分野には消極的だ、と指摘した。
要するに儲からない尿素水原料の生産を中国に依存している事が原因で「自業自得だ」というのだ。
いや、全くその通りで、韓国が必死で中国に支援を求めても無視されるのは当然だ。
それで、必死な韓国政府はオーストラリアに泣きつき、尿素水2万リットルを輸入する事になったが、その程度では国内で登録されたディーゼル車貨物車の1日分にも満たないというから、正に焼け石に水だった。
残念!
そこで、韓国は英国で行われているCOP26(第26回気候変動条約締約国会議)の場でも、中共とインドネシアに尿素輸出支援を要請していた事がバレたが、中共は前述のように自業自得と無視。またインドネシアは自国でも尿素水が不足気味で輸出禁止処置をしているのに韓国に売る訳が無い。
このように韓国では産業用のトラックでさえ尿素水が不足しているのだから、個人ユーザーのSUVなどディーゼルエンジン車では増々尿素水が不足している。そのため、電子商取引プラットフォームを使用して日本から直接尿素水を購入するユーザーが増えたため、8~9日に通関した尿素水は6.5トンにものぼった、という。
韓国の大手物流企業のイーマートとロッテマートでは、現在1~2ヶ月は持ちこたえるだけの尿素水を確保しているというが、この状況が続くと配送業務に大混乱をきたすと言われている。
既にいつデフォルトしてもおかしくない程に低迷している韓国経済だが、これに加えて物流の危機まで加わって、ハテ、何時まで持つのだろうか?
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