現在データーサイエンス系学部/学科を置いている大学





前回の続編として、文系から受験可能であったり、文理融合を掲げて新設されたりしている、データサイエンス(DS)系の学部・学科、またはそれに準ずるコースを具体的に揚げてみる。

後述するが実は、受験生大々大好きなMARCHクラスは意外と少ない傾向で、ボリウムゾーンは中堅以下となっている。

1.日東駒専・大東亜帝国クラスおよびそれに準ずる私立大学
このクラスの大学では、ここ数年で既存の「経済学部」や「経営学部」の中に学科を新設したり、文系学生が数式なしでも受験できる入試を導入したりする動きが非常に活発となっている。

・亜細亜大学 経営学部 データサイエンス学科:経営学の知識とデジタル技術の融合を掲げ、ビジネスに活かすデータ分析をゼロから学ぶ。

・立正大学 データサイエンス学部:文理融合型。一般選抜で「数学なし(国語・英語・社会など)」の3教科で受験できる日程がある。

・明星大学 データサイエンス学環:情報、理工、経済の3学部を横断したカリキュラム。文系脳でも学びやすい工夫がされている。

・東洋大学 食環境科学部 フードデータサイエンス学科 :食品やアグリビジネス(農業)に特化した、ユニークなデータ活用を学ぶ学科。

・産業能率大学 情報マネジメント学部 現代マネジメント学科:もともと就職や実務に強い大学。実企業のデータを使ったマーケティング分析を重視している。

・大妻女子大学 データサイエンス学部:女子大の中では先進的。ビジネスや社会課題の解決にデータを使うカリキュラム。

・麗澤大学 経営学部(データサイエンスの学び):地域のビジネスや経営をITでどう変えるか、といった実務に近い視点を学ぶ。

2. 有力私立大学(MARCH)
受験生に大人気のMARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)には、「データサイエンス学部」というストレートな名前の学部はほとんど無い(立教大に2024年に設置された「人工知能科学研究科」などの大学院や、青山学院大が2027年に設置構想中の「統計データサイエンス学環」といった動きは一部あるが、学部としての単体新設は非常に少ない)。

これについては別編で纏める予定だ。

3.国公立大学(参考)
国公立のデータサイエンス学部は、入試で共通テスト(数学)が必須になるため理系寄りの難易度になるが、「文理融合」を世に広めるきっかけとなった代表校だ。

• 一橋大学:ソーシャル・データサイエンス学部(社会科学とデータの融合、最難関校)
• 滋賀大学:データサイエンス学部(日本で最初にDS学部を立ち上げたパイオニア)
• 横浜市立大学:データサイエンス学部(横浜市や企業と連携した実務型)
• 名古屋市立大学:データサイエンス学部(文系でもわかるデータサイエンスを標榜)

前回、『「データの分かる総合職」や「ビジネスアナリスト」として、企業の中心部署(企画、マーケティング、開発)で活躍するケースが多い 』と表現したのはこれらの国公立大学が最も当てはまるのだった。