クルマ試乗記の裏話29 【レクサス国内展開 2】




レクサスチャンネルの展開とともに、早速ISGSに試乗し速報版の試乗記を公開したが、その後に正式版のアップとして、先ずはGSから公開した。
レクサス GS350 & 430 (2005/9/16)

既に速報版で期待にそぐわなかった事は述べている為に、この試乗記では最初に米国でのレクサスの販売状況の分析から始めた。というのも、当時日本マスコミや一部の文化人の間に、レクサスは米国ではベンツ・ビーエムよりも売れているのも知らずに、高い金を出して輸入車を買うのは無知なブランド信望者であり賢い奴はレクサスを買う、という論調に対して、逆にその無知さを指摘してやろうと思ったのだった。

結論として、確かにブランドとしてのレクサスはベンツ・ビーエムよりも売れているが、実はプレミアムブラントの本命であるD、E セグメント、すなわちCクラス・3シリーズやEクラス・5シリーズに対して、レクサスISやGSは全く勝負になっていなかったのだ。

では、何故にレクサスの台数が多いかと言えば、SUVのRX(ハリアー)と米国人の大好きなデカいドンガラのFFセダンであるカムリを豪華に仕立て上げたES(ウィンダム)、それに加えて実質プラドであるGXが売れていたのだった。

何の事は無い王道では勝負にならず、隙間商品が売れていたのだった。

この真実をバラしたことで、アンチ達の攻撃は増々激しくなり、それにつれて例によってアクセス数も飛躍的に伸びていったのだった。当時、アマチュア向けのジオシティーズのサイトがこれほどメジャーになったのは異例だったと思う。

そんな状況で、何やら馴染みの無いサイトからのリンクで訪れている例が増えて来たのでそのリンク元を辿ったら、「米国では既にベンツ・ビーエムより売れている云々‥‥」の話題で盛り上がっている自称知的層のサイトであり、主催者はW大学の「MBA」の学生という。

そのサイトのコメントに当方のサイトのリンクを貼って、「こんな意見もありますが‥‥」みたいな書き込みがあったことから、その閲覧者がリンクを辿ってきたのだった。

しかし、そのサイトのコメントに対して、「知識層」達は知らん顔を決め込んでいた(笑

なおMBAとは米国のバーバードなどの超一流大学の経済大学院で、言ってみればDSの上級実務者養成機関であり、卒業後はゴールドマンやJPモルガンなどに就職して軽く年収数千万円は稼げるというシステムだ。

これに較べれば日本の大学の経済大学院なんて、米国のDSからは全く相手にされないのだが、ハーバードなどのMBAと同等と信じて勤務先を退職して必死でためた貯金を崩しながら外資系エリートを夢見て和製MBAに通っている一団が出入りしているサイトで、大学院修了後は高給に物を言わせてレクサスを買おうと希望を持っていたのだった。

まあ、どうでも良いけどクルマ音痴、というよりも、全てがずれているド文系の自称エリートの実態が見えたのは実に楽しかった。