B_Otaku のクルマ日記


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2019/6/20 (Thu)  Renault Triber (2020)

ルノー トライバー (Renault Triber) はインド市場向けに開発されたブランニューモデルで、画期的なウルトラモジュラー方式を採用しているという。

車種は見ての通り小型 SUV で、そのスタイルはルノーの SUV らしい、というかぶっちゃけ日産 エクストレイルの影が色濃く見えている。

 

リアビューを見ると、SUV としても背が高いのが解かる。またウエストラインがCピラー位置で盛り上がるという特徴的なデザインをしている。

内装は極一般的なもので結構質素だし、トランスミッションは写真を見れば MT のようだ。

実はこのクルマの最大の特徴は全長 4mに満たないコンパクトなボディで7人乗りを実現している事にある。この辺もインドの実情に合わせているのだろうか。

全く新しいプラットフォームまで用意したという事は、今後はこれをベースに各国向けの車種を展開して行くのだろう。まあしかし、ルノーは日産が無かったら果たしてこういうクルマを開発できただろうか?

なお何時ものように詳細は下記にて。
  ⇒ https://www.netcarshow.com/renault/2020-triber/

 






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2019/6/19 (Wed)  高齢ドライバーはMTに限る!<2>

今回は前回のトヨタに引き続き、日産とマツダの MT 車を纏めることにする。

日産については結局マーチとノートのスポーツモデルであるニスモSにしか MT は設定れていなかった。ただし、もう一つフェアレディZにも MT があるが、今回の趣旨を考えて除外した。

そしてマツダについてはデミオにガソリンの1.5L とディーゼルの XDが、そしてアテンザにはワゴン、セダン共にディーゼルの XD に MT が設定されている。以上の5車種のスペックを下記に示す。

NISSAN
March Nismo S
既に発売以来9年が経過して完全に末期モデルとなったマーチであり、しかも先代が人気モデルだったのに FMC した途端に売れなくなるという、日産得意の自爆をやらかしたモデルである。そのマーチのスポーツモデルであるニスモSに MT が設定されている。このクルマは持ち込み登録のいわゆるマル改というヤツで、見掛けだけでなくボディや足回りなど結構大幅に手を入れている。その割には動力性能は大した事がないのが難点だ。その代わり価格は約185万円と比較的買い易いのが老後のクルマとしては有り難い。

内容については以下の試乗記で標準の 1.2L と比較している。
  ⇒ Nissan March 簡易試乗記 (2017年11月)

Note Nismo S
マーチと同様にノートにもニスモSがあり、これも MT が設定されている。マーチよりも多少車格が上の事もありエンジンは 1.6L であり、P/W レシオは多少勝っているが価格は50万円程高い。なおノート ニスモについては MT では無いが話題の e-POWER 版の試乗記がある。ノート ニスモについての参考にはなるだろう。
  ⇒ NISSAN NOTE e-POWER NISMO 試乗記 (2017年10月)

ところでハイブリッドとはいえ e-POWER のエンジンは発電のみだから、もしも制御プログラムが暴走してエンジンが全開となっても単にフル充電しているだけで、暴走するとかしないとかは別問題となる。これって若しかして、あのP車に対して大いなるアドバンテージだったして。おっといけねぇ、P車暴走はドライバーがアクセルとブレーキを踏み間違いが原因 (という事に成っているン) だっけ。

MAZDA
Demio
デミオには以前から MT 車が設定されていて、予算の少ないマニア向けとしてそれなりに有名だった。現行デミオでも特別なスポーツモデルではなく極普通のグレード、それもディーゼルとガソリンにそれぞれ MT が設定されている。とりわけガソリン 1.5L モデルはベースグレードなら 150万円と買い得価格であり高齢者には嬉しい。
  ⇒ MAZDA DEMIO XD 6MT 簡易試乗記 (2018年8月)

Atenza
デミオより2ランク上となるアテンザにもディーゼルの XD に MT 車が用意されている。アテンザにはセダンとワゴンがあるがどちらにも MT があり、また車両価格も同じとなっている。ただし車格が上なだけに300万円超という事で、これまた今回の趣旨に反している。試乗記としては残念ながら MT では無いが、参考に AT のものを掲げておく。
  ⇒ MAZDA ATENZA WAGON XD 簡易試乗記 (2012年12月)

マツダのラインップとしてはデミオとアテンザの間にアクセラがあるが、今回 FMC を機にマツダ3という欧州名に統一された。しかし今のところ MT 車は設定が無い。まあ本来欧州向けだから当然 MT はあるだろうが、日本での発売はどうなるのだろうか?

という事で、今回の5車種では高齢者用 MT としてデミオ 1.5 がお勧めだろう。

次回ホンダ車を予定している。

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2019/6/18 (Tue)  Porsche 718 Cayman GT4 (2020)

ケイマン GT4 は2015年に 981 のスペシャルバージョンとして限定発売されたが、予約を開始した時点で既に売り切れという大変な人気となった。その GT4 が現行 718ケイマンに追加された。

先ずはエクステリアをみると‥‥

オリジナルのケイマンに対して、大幅に追加されたエアロパーツが迫力を増している。

リアには当然のように大型のウィングが装備され、ダウンフォースは標準モデルに対して最大50%アップしているという。

室内もバケットシートやオレンジ色のシートベルトなどで差別化を図っているが、ストリートモデルの為に基本は標準と変わらないように見える。

エンジンは6気筒 4.0L 自然吸気で、981 の420ps から 35ps アップしている。

今回も恐らく予約は既に埋まっているだろうし、余程販売実績のあるディーラーでないと割り当てが無いだろう。まあこのクルマの購入条件を満たすユーザーには既にディーラーから情報が入って予約も済んでいるだろう。この手のクルマの正規輸入車を新車で手に入れるには、オーナー自身も超一流の評価をされる事が必要という、中々厳しい世界だ。

なお何時ものように詳細は下記にて。
  ⇒ https://www.netcarshow.com/porsche/2020-718_cayman_gt4/

 






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2019/6/17 (Mon)  高齢ドライバーはMTに限る!<1>

このところ高齢ドライバーの事故が度々報道されているが、その原因の多くがアクセルとブレーキの踏み間違いと言われている。これは世間のクルマの殆どが AT 車であるからこそ起こる事であり、これが MT ならばドライバーがクラッチを切ってギアを入れて、クラッチをミートしない限りクルマは走り出さない訳で、例え停車中にパーキングブレーキを忘れて、ブレーキと間違ってアクセルを踏んでもギアはニューラルだからエンジンが空吹かしされるだけの事だ。

という事を考えれば、MT 車こそ高齢ドライバーに必要なのではないか?

そこで疑問なのは今時 MT 車って売っているのだろか? という事だ。そこで今回から何回かに分けて各メーカーの MT 車のラインナップ状況を纏める事にする。

先ずは最初にトヨタ車から。トヨタで MT 車が設定されているのはヴィッツのスポーツモデル GR スポーツ、カローラ アクシオとフィールダーの 1.5L 、カローラスポーツの 1.2L ターボ、そして MTがあって当然ともいえるスポーツクーペの86というところだ。そこで先ずはこれらのスペックを下表に纏めておいた。

ヴィッツ GR
ヴィッツのスポーツタイプ GRスポーツと GRスポーツ "GR" で MT の設定がある。エンジンはカローラとも共通の 1.5L 109ps という実用エンジンであり高性能とは言えない。とは言え、本来ヴィッツのエンジンは 1.0L 69ps や 1.3L 99ps だから、それに比べれば 1.5L は充分にハイパワー、と迄は言わないが、まあまあの高性能ということだ。加えてエクステリアのエアロパーツやインテリアにはスポーツシートなど、雰囲気重視といえば言える。

内容については
  ⇒ TOYOTA Vitz GR SPORT ”GR" 簡易試乗記 (2017年11月)

なお少し装備を落とした GRスポーツ では 202.7万円と20万円程安くなる。

カローラ 15
カローラにはセダンのアクシオとワゴンのフィールダーがあるが、そのどちらにも 1.5L に 5MT が設定されている。エンジンはヴィッツ GR と共通であり 5MT も恐らく同じだろう。しかしカローラの MT はスポーティーモデルでは無く、実用車のためにセダンならヴィッツよりも50万円程低価格という魅力がある。しかしアクシオじゃあ如何にもジジイっぽいというならワゴンのフィールダーという手もあり、こちらは 165.7~193.1万円とアクシオよりも12万円程高い程度で格好は大分良いから、お勧めはこちらだろうか。試乗記については流石に MT は無いが、参考に AT のリンクを貼っておく。
  ⇒ TOYOTA COROLLA Axio 15X 後期型 簡易試乗記 (2015年9月)

カローラ スポーツ
カローラのバリエーションでもスポーツは欧州向けカローラであり、ボディはハッチバックとなる。先代まではオーリスという名称で販売されいたが、今回からはカローラ スポーツとなった。今回の4車では最も新しい車種で、エンジンは 1.2L ターボという欧州式のダウンサイジングエンジンだ。またサイズも国際サイズでありリアにもディスクブレーキを装着するなど、ガラパゴス化しているかローラとは一線を画している。反面ボディの重量は重いし、トヨタのターボは相変わらずイマイチという問題はあるが、他車と違い 6MT を装備するなどの魅力もある。
  ⇒ TOYOTA Corolla Sport 1.2 MT型 簡易試乗記 (2018年8月)

86
このクルマは今更言うまでも無いが、当然 MT はラインナップされている。今回はベースグレードの 86G を選んだが、それでも他車よりも高い 262.3万円だし、クーペボディだから実用性も劣るなど、今回の趣旨とはチョイと違いそうだ。
  ⇒ TOYOTA 86 G 6MT試乗記 (2012年4月)

まあ 86 ファンだったらこの際オリジナルの AE86 でもレストアするとか‥‥。

さて今回の4車では多少の問題もあるがカローラ スポーツを一押しとしよう。

次回も順次他車の調査を続ける。

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