B_Otaku のクルマ日記


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2019/6/15 (Sat)  スープラにMTは無いのか?

スープラが発売され、トヨタ自体や提灯持ちの評論家先生はスープラの伝統に従った直列6気筒モデルだ何て言っているが、まあそれは良いとして、それならMT が無ければ変でしょう? なんて突っ込みたくなる。ぶっちゃけ、BMW Z4 に MT があればスープラへの展開は容易だが、無いとなると先ずスープラだけに用意する事は有り得ない。

ということで、それでは欧州販売の Z4 のバリエーションを調べる事にした。仕様は本国ドイツのもので調べてみたらば

・Z4 sDrive 20i 1,998cm³ 197ps/4,500-6,500rpm 320Nm/1,450-4,200rpm
・Z4 sDrive 30i 1,998cm³ 258ps/5,000-6,500rpm 400Nm/1,550-4,400rpm
・Z4 M40i 2,998cm³ 340ps/5,000-6,500rpm 500Nm/1,600-4,500rpm

日本では未発売の sDrive 30i が存在したのが新たな発見だったが、トランスミッションについては MT の設定には全く触れられていなかったし、如何考えてもデフォルトで 8AT でそれしか無いぞ、という感じだった。

まあ、今は無くても近いうち設定されるのかという期待もだろうが、それには先ず同じエンジンを積んだ他の車種に MT があるのかどうか、という事だ。そこで Z4 M40i と同じ B58B30C 搭載モデルを探す事にする。最初に2シリーズを調べたら M240i クーペが B58B30A を搭載していた。この型式は末尾 (サフィックス) 桁が C と A の違いはあるが、これをほぼ同じとしても、残念ながら MT は設定無く、念の為にドイツ国内向けを調べたがやはり無かった。

しかしその2シリーズクーペには M2クーペに 6MT ががって、これはもしやとも思ったがエンジンは 3.0L ターボとはいえ S55B30A であり、要するにSから始まるM専用エンジンだ。とはいえ、最近のMは昔のようにレーシングモデルのような高回転 NA では無く、量産モデルをベースしているではあろうとは思うが、本物のM用ミッションをMパフォーマンスの M40i に載せるのはコスト面でも難しそうだ。

という事は、この S55 エンジンを搭載した Z4 M が発売されれば MT はあるだろう。 S55B30A の性能は 410ps/6,250rpm 550Nm/2,350-5230rpm と流石に M40i よりも上手だから、これは面白いクルマになりそうだ。因みに先代 E89 にはバリエーションに Mロードスターが存在していた。
  ⇒ BMW M Roadstar 試乗記 (2008年6月)

なお M2 クーぺに関しては下記の試乗記があるが、実はこの試乗車は2016年1月発売の前記モデルであり、エンジンは N55B30A 370ps/6,500rpm 465Nm/1,400-5,560rpm というもので、現行のSでは無くN系列のものだった。このMモデルとしては格落ちのエンジン搭載については試乗記でも指摘しているが、流石に BMW も内心これはマズイと思ったようで、2018年8月の MC で前述のM用エンジン S55B30A に改装されたのだった。
  ⇒ BMW M2 Coupe 試乗記 (2017年1月)

そして上記のように前期型 M2では N55B30A エンジンにも 6MT が設定されていたのだが‥‥。

結局今回の結論では、Z4 の MT は今のところ無いであろうという事になる。

 






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2019/6/14(Fri)  BMW New Z4 (G29)【補足版】

BMW Z4については2019年4月15日の日記で詳細な写真を掲載してあるが、この時は
① グレードが下位モデルの sDrive 20i であり、マニアの本命である M40i ではない。
② エクステリアの写真が全てオープン状態でクローズド状態が無い。

という事情があり、どうもスッキリしなかった為にその後写真撮影する機会を設け、今回追補版として掲載する事にした。当サイトは初期の頃から極力オリジナル取材の写真を使うポリシーで行ってきたが、最近結構シンドくなってはいる。何時までこのポリシーを続けられるか、まあ出来るだけやってみる積りではある。

それで今回の車両は Z4 M40i で価格は 835万円だから前回の sDrive 20i M Sport の 665万円 より 170万円高く、20i のベースグレードだと 556万円だから 279万円も高い。

早速エクステリアを眺めてみると、フロントグリルがブラックアウトされている事で見た目が随分と違う。

ルーフを上げた (閉めた) 状態でもクーペらしいルーフライン後端が美しいが、この雰囲気はポルシェボクスターにソックリでもある。

sDrive20i と比べて全幅も全高も同じということは、サスペンションが大幅に違う何て事は無いようだ。

リアは曲率半径の小さいRを多用しているので結構複雑な面となっていて、うーん、これは結構気にいった。

リアエンブレムは "M" ロゴと "40i" で、これはいわゆるMパフォーマンスというシリーズであり、本物のMモデルでは無いが、ハテ、本物のMモデルは発売されるのだろうか?

サイドビューを見れば、長いボンネットのいわゆるロングノーズ・ショートデッキというヤツで、古典的なスポーツカーのルックスだ。そしてそれが魅力と感じるか如何かが、選択の大きな分かれ目となる。

エンジンルーム内は流石に直6だけあって長いボンネットの必要性が理解できるところで、それじゃ 20i は何なんだ、何て事は言わないが。

そう言えば、トヨタ向け OEM 版のスープラについて、トヨタはスープラとして伝統の直6を拘りを持ってラインナップした、とか言っている評論家先生もいるが、勿論唯一直6を今での量産している BMW から買っているから成立するだけの事だ。

ブレーキは M40i の場合、流石にそれらしいブルーに塗装されてMロゴも付いているアルミ対向ピストンキャリパー、ぶっちゃけこれはブレンボからの OEM だが。ただしリアキャリパーは普通のシングルピストンをブルーに塗ったものだ。ふーむ、リアまで予算がなかったんかいな?

この Z4 M40i の写真を見れば、感の良い読者なら解かると思うが、これは試乗車の写真であり、当然既に試乗を済ませている。

乞うご期待!

 




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2019/6/12 (Wed)  BMW 3-Series Touring (2020)

セダンは F30 から G20 へと FMC した3シリーズだが、今回ツーリングも F31 から G21 へと FMC したモデルが正式に発表された。

既にセダン (G20) が発売されているからフロントからBピラー辺りまではセダンと同じであり、今となっては新鮮味は無い。

リアについても G20 同様リアコンビネーションランプが "L" 型から "-" へとなっている程度で、一目で判別できるのは F31 のオーナーか余程の BMW ファンくらいだろう。

ダッシュボードについては当然ながらそのまんまセダン (G20) と同じだ。

日本ではメルセデスベンツ Cクラスにボロ負け中の3シリーズだが、さてこのモデルで Cクラスワゴンに勝つ事ができるかといえば、う~ん、Cクラスに歯が立たなかった F31 とキープコンセプトでは大きく逆転するのは難しいだろう。

なお何時ものように詳細は下記にて。
  ⇒ https://www.etcarsnhow.com/bmw/2020-3-series_touring/

 




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2019/6/11 (Tue)  Mercedes-Benz GLB (2020)

メルセデスベンツのCセグメント SUV としては既に GLA が存在するが、今回新たに GLB が発売された。開発コードは X247 だから現行 GLA (X156) とは全く別の系統のクルマという事になる。尤も GLA は2013年の発売だから既に末期モデルであり、近いうちにこの X247 をベースに FMC される可能性は充分にある。

その新型 GLB のエクステリアはといえば

GLA のスポーティーなスタイルに比べて、こちらはオフロード志向の強いものだ。

リアについても GLB は背が高くて SUV というよりも1990年代のオフロード車的なスタイルをしている。

ダッシュボードについても1世代古い GLA とは全く別ものなのは当然だが、次期 GLA は恐らくこれを流用するような気もする。

GLB の最大の特徴は3列シートを持つ事で、背の高い実用スタイルと共に、ミニバンユーザーの買い替えもありそうだ。

それにしても最近のメルセデスベンツの躍進には凄いモノがある。実際、日本でも BMW に対して大いなる差を付けつつあるくらいで、更にこんな新型が出たらば BMWは X1 だけではとても勝負にならないような気さえする。

なお何時ものように詳細は下記にて。
  ⇒ https://www.netcarshow.com/mercedes-benz/2020-glb/

 


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