B_Otaku のクルマ日記

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2016/3/10(Thu)
Toyota Harrier <3>

ボンネットカバーを開けて恐る恐る手を離してみるとカバーはそのままの位置で、やれやれ、ちゃあんとダンパーが付いていた。

エンジンはフロントオーバーハングにぶら下がっているし、その形状からして横置きだろう。要するにデカい割には典型的な FWD 車だが、まあ元々ハリアーというかレクサス RX はカムリをベースにオフロード風味を加えたクルマだった訳だから、今さに驚くことも無い。

ボンネットカバーの裏側にはきちんと吸音材だか保温材だか、まあその手のモノが貼ってある。

ハイブリッドではなく普通のガソリン車だから、ブレーキシリンダーもごく普通にマスターバックのついたバキュームサーボ方式だ。

それにてもエンジンカバーはプラスチッキーでコストダウンが見え見えだが、勿論性能には関係無い。

 

タイヤサイズは写真の ”PREMIUM” では 235/55R18タイヤ が標準だが、それ以下の ”ELEGANCE” と ”GRAND” では 225/65R17タイヤとなり、しかもガソリエンジンの ”GRAND” はスチールホイールに樹脂製フルキャップという、要するに今時珍し鉄チンホイールというヤツだ。なお、ガソリンエンジン 2WD の場合 ”PREMIUM”、 ”ELEGANCE”、 ”GRAND” の車両価格はそれぞれ 313.7万円、288.0万円、279.8万円となる。

ハリアーは RX と共通だった頃はフロントに2ピストンのキャリパーを使用していたが、今のハリアーは事実上 RAV4 だからシングルピストンとなっていることで、ハリアーと名乗ってはいるが以前とは生まれ (出自) が違うことがハッキリ判る。

現在のハリアーは国内専用車の為に特にグローバル基準でなくとも良いわけだが、クラウンなどとはユーザーの年齢層が違うのだろうか、旧来のトヨタ演歌調ということはなく、最近の標準的なものとなっている。

シート調整は ”GRAND” が手動式でそれ以上のグレードでは運転席のみ電動式となる。

シート表皮は ”GRAND” がファブリックでそれ以上のグレードではファブリックと合成皮革のコンビとなる。

なお本革シートは約24万円でオプション設定されている。

つづく。




2016/3/8(Tue)
Toyota Harrier <2>

今回からは本題の 2.0L PREMIUN "Style VALUE" 4WD について内外装を見て行く事にする。

現行ハリアーのベースは欧州向けのロングホイールベース RAV4 で、それはどんなものかというと写真左下の示したように写真右下の国内向けRAV4 よりも確かに長い、というかリアドアは明らかに大きいからBピラーとCピラーの距離、すなわちリアドアが伸ばされているように見える。

それにしてもロングとはいえ RAV4 を元に如何にもハリアーというスタイルを作ってしまうのも技術力の証ということだ。

サイドビューも RAV4 とは全くイメージが違い、如何にもミドルサイス SUV という雰囲気がする。因みにレクサス NX と比べると全長は90o 長く、ホイールベースは同一で全高は 45o 高いからハリアーの方が僅かに大きく感じる。これによりその昔はレクサス RX の日本版であったハリアーの子孫として、 RX の子分である NX よりも大きく感じさせ、ユーザーには今でも RX に近い立場であるかの如く感じさせる、というのは考えすぎだろうか?

フロントグリルは旧ハリアーの面影を残してはいるがより立派になっていてランクルプラドを少し大人しくしたような感じで、RAV4 とは大いに差を付けている。

要するに其々が車格として RAV4 < ハリアー < プラド という序列を強調するかのようにデザインされている。

ヘットライトはロービームが LED タイプであり、クリアランスランプとフォグランプもLED となっている。それではハイビームはといえば、さて、カタログには何とも表記が無いからハロゲンだろう。

リアのコンビネーション (テール&ストップ) ランプも LED タイプなのは今の時代当然で、フィラメントバルブを使っている方が珍しいが‥‥。

リアデザインは特に大きな特徴も無いが、強いて言えばリアウィンドウの下端はウエストラインギリギリまで下げて面積を増やしていることで、これは結構後ろ姿が軽快に見えるている。

次回はエンジンおよびブレーキを見る事にする。

つづく




2016/3/7(Mon) Toyota Harrier

このところ試乗記で SUV を取り上げることが多くなったが、現在流行っている SUV、取り分け高級クラスの SUV のルーツといえばハリアーである。そのハリアーは米国ではレクサス RX として販売されていたが、日本でのレクサスブランドの販賣が始まったのを機に今では米国同様に RX と名を変えている。それではハリアーはといえば長らく旧モデルを継続生産していたが、2013年に全く新しいモデルとして発売されたのが現行の ZSU60W でベースは輸出向けの RAV-4 ロングボディであり、今回からはレクサス RX とは一切関係のないクルマとなった。

その現行ハリアーのパワートレインには 2.0L 151ps 193N-m 自然吸気 (NA) ガソリンエンジンと2.5L 152ps 210N-m のガソリンエンジンに143ps の電気モーターを組み合わせたハイブリッドがあり、さらにハイブリッドにはリア用として88ps と追加した 4WD モデルもある。

下の表のハリアーは2.0L NA のモデルだが、パワーやサイズ、そして価格などから今やレクサス RX よりも下のカテゴリーであり、言い換えれば国内でも売れ筋のミドルサイス SUV で、ライバルも各車出揃っている。そして現行ハリアーはレクサス車の中ではサイズ的にはむしろ NX に近いが、とはいえパワーや内装などは明らかに NX が上であり、その分値段は5割増しとなっている。

今回写真で紹介するのは 2.0L ガソリンのモデルで、PREMIUN "Style VALUE" 4WD というグレードのために価格は343.1万円であり、2WDのベースグレードの279.8万円に比べれば決して安くない。

さて今回は本命の前に TOYOTA GAZOO RASING によりスポーツパーツを標準で装備した G's HARRIER というモデルを話しの種に紹介する。

エクステリアではフロントのマスクが派手なデザインになるが、チョイとケバ過ぎの気もする。

なおインテリアもレーシングモデルみたいたフルバケットシートなどのスポーツアイテムが装備さているが、この G's HARRIER の価格は2.0L 2WD が329.1万円、4WD は348.5万円 と安くは無い。まあ気に入れば止めはしないが‥‥。

ということで次回からは本題の PREMIUN "Style VALUE" 4WD について、いつものように内外装写真で紹介する。

つづく。




2016/3/6(Sun)
メルセデスも排ガス不正?

フォルクスワーゲンに続きメルセデス・ベンツも米国でディーゼル車が基準以上のNOxを排出しても隠蔽できる装置を搭載したとしてユーザーが集団訴訟を起こしたという。ということで当然ながら特別編とする。

いつものとおり内容は偏向していたり毒舌や嫌韓 (最近チョイとネタ切れだが) があったりするために、当サイトの方針を理解できて、この手の話を笑って受け流せる読者専用とします。

方針を理解して特別編に進む


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