B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)


1月11〜15日←  [2016年1月6〜10日]  →1月1〜5日
2016/1/10(Sun) BMW 1 Series のMC

BMW のボトムラインとなる1シリーズは2011年秋に FMC されて F20 となったが、それから約4年経った現在は後期型に MC されている。その MC の時期は昨年の5月だが、それから5ヶ月後の10月にも細かい改良が行われているが、これは時期からして2016年モデルとなるからであろう。

それでは早速前期型と後期型をスペックで比較してみる。最初に気が付くのは前期型では116i と120i だったラインナップが後期型ではボトムラインが 116i ではなく118i となっている。ということは多少のパワーアップがあったのかと思ってエンジンスペックを比べて見れば、最高出力も最大トルクも全く同じ。ってえ事は、同じものなのに名称を1.6 相当を暗示する116i から 1.8L 相当の 118i に変えただけだった。

それでは120i はといえば、こちらは後期型の方が多少最高出力が増しているし、発生回転数は逆に下がっているのは今回は排気効率でも変えたのか、それとも制御プログラムを改良したのか? だだし、エンジン型式はどちらも N13B16A で変わっていない。これが118i と 116i の場合は‥‥あれっ? 両車のエンジンが同一型式なのは判るが、なんと120i とも同じだった。そう言えば1シリーズの場合は全く同じエンジンの制御プログラムのみを変更してパワーを変えているのを思い出した。だから法律上は全く同じエンジンだから同じ型式ということになる訳だ。

それでは車両の型式はといえば、なんとこれも4車共に DBA-1A16 だから、要するに車両の認証上は 前期も後期も、116i も 118i も、そして120i も全て同じクルマということが判る。それで価格は 298万円から 412万円という100万円以上の差が付いている。なお付け加えれば日本での 120i に相当するモデルは欧州では118i と命名されていた筈で、もう何がなんだか判らなくなってきた。

スペック的には前後期(それどころか 118i と 120i だって)では同じ内容なのが解ったが、さてそれではエクステリアはどうだろうか。

先ずはフロントから比較してみる。ただし、手持ちの写真の関係で後期型が M Sport であるのに対して前期型は Standerd という違いがあり、このためにバンパー形状は異なって当然という点に注意が必要だ。

それで結果はと言えば明らかに違うのはヘッドライトの形状で、前期型が特徴的な三角形のライトだったが、後期型では2シリーズクーペなどと共通の雰囲気のオーソでックスなものに変更された。まあ前期型の場合にはキドニークリル以外はBMWの他モデルと明らかに違い一目で1シリーズと判ってしまったから、折角BMW を買ったのに一目でボトムラインだって判ってしまうのもなぁ。何てことでVW ゴルフを買ってしまった、何ていう例もあったのではないか。いくらビッグマイナーと言っても、これ程イメージを変えるのは前モデルの評判が悪かった事を証明している。

 

次にリアを比べてみると、テールライトの形状が全く異なっている。前期型はサイドに小さくくっ付いているチャチなやつで、まるで商用ライトバンみたいなやつだったが、後期では他のBMWと同じイメージのものに変更された。それにしてもリアのテールライトまで大幅変更するというのはフロント以上に珍しい。

 

ということで、より立派に、BMWらしくなった1シリーズ。ゴルフGTI の購入を検討している あ・な ・た、そうあなたですよ。よかったら1シリーズの購入検討してみませんか?




2016/1/8(Fri)
2015年の米新車販売台数<2>
前回の続きとして2015年の米国新車販売結果の上位10車種について前年度と比較してみる。

今回も乗用車は相変わらず日本車が上位を独占していて、多少の順位の入れ替えはあるが5位までのメンバーは昨年と変わらない。すなわちカムリ、カローラ、アコード、シビック、アルティマの5車だ。6〜10位で2014年にプリウスを追い出してベストテン入りしたヒュンダイ ソナタは2015年には更に順位を上げて9位となった。しかしプリウスはごく最近にFMC が実施され大幅に改良された新型が大いなる人気となるのは確実だから、2016年の結果はプリウスが8位、ということで‥‥。

なお2015年の10位には新たにニッサン セントラが目出度くベストテン入りを果たし、この勢いで次回はヒュンダイソナタをトップテン圏外へと蹴落としてもらおう。

次に小型トラックも例年のように フォード F シリーズがとてつもない数を販売しているし、毎回多少はF シリーズに水を開けてられてはいるが、シボレー シルバラードも実に強い。6位以下ではニッサン ローグが結構頑張って順位を上げた (10位→7位) ようだ。

乗用車と小型トラックを合わせた小型車の合計もフォードFシリーズが他を圧倒しているのも例年通りだ。

米国の年間1,750万台という膨大な自動車販売台数には驚くが、いや驚くのはまだ早い。中国の2015年の自動車販売台数は1,900万台と推定されているくらいで、あの米国が負けるなんていうのも驚きだが、時代は確実に中国が世界一になりつつある、ということだ。




2016/1/7(Thu)
2015年の米国新車販売台数

2015年の米国小型車販売台数が発表された。2年前[2013年の米国新車販売台数2014年1月5日 の日記)]および1年前[2014年の米国新車販売台数 (2015年1月9日の日記)] 同様に今年もまとめてみる。

例年のように先ずはメーカー別から。

なおデーターはこれまた何時ものとおり Automotive News による。

販売台数の合計は2014年の約1,652万台に対して2015年は約1,747万台と95万台 (5.7%) アップしていて、一昨年は7年ぶりにリーマンショック以前に戻ったが、昨年 (2015年) は更に増加したという事になる。そしてこれまた順位については一昨年 (2014年) と変らない。

今回のデーターでは辛うじて増加 (1.2%) だったVWグループだが、これは例の不正排ガス制御の発覚が年の後半だったことから年間にすると影響が少なかったからだが、2015年12月単月ではグループで−1.9%、VW単独では−9.1% だったことから、今年の販売総数は大幅に減少していると推定できる。ということは Subaru は間違いなく8位となるだろう。頑張れ Suparu!そしてその次の年はヒュンダイグループを追い越して7位を目指そう。勿論VW同様にヒュンダイのオウンゴールで!

次回はこれまた前回同様で車名別の上位10車について考察してみる。


1月11〜15日←  [2016年1月6〜10日]  →1月1〜5日