B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)


2015年1月9〜15日
2014/1/15(Thu)
2014年の国産車販売台数

米国に引き続き今回は同じく2014年の国産車販売上位30車名をまとめてみる。

ご存知とは思うが日本の自動車販売台数のデーターは普通車 (登録車) と軽自動車では統計が別で、普通車は (社) 日本自動車販売協会連合会であり、軽自動車は (社) 全国軽自動車協会連合会というように完全に分かれているのは例によってシロアリ役人の利権と天下りに関しての争いだが、今回はこれら2つの統計を販売台数順に並べ替えたものを作成した。

最初に気が付くのは上位10車のうち軽自動車が7台も入っていて、しかも残る3つの普通車は何れも小型ハイブリッド車 (フィットにはガソリンもあるが) となっていることだ。要するに今の日本では軽自動車かハイブリッド車しか売れないということのようだ。

日本の軽自動車といえば世界の標準から見れば完全にガラパゴス化している変態規格であり、この規格を見直すべきだとは言われているが本格的な進展の話も聞こえてこない。そんなことをしている間に軽自動車のシェアーは益々広がっている。




2015/1/14(Wed) Acura NSX (2016)

ホンダファンお待ちかねの新型 NSX の量産仕様車が2015 デトロイトモーターショーで発表された。

エクステリアは既に発表されているコンセプトモデルと大きく変わることはない。

インパネ写真を見れば当然ながらパドルシフトで コンソールにもATセレクターは見当たらないが、それでも市販仕様ということもあり特にぶっ飛んだデザインということもなく、意外とオーソドックに見える。

下の写真でも高級スポーツカーとして特に変わった部分も見当たらない。

この新型 NSX は世界中から調達した最新部品を職人技を現代に伝える100人が組み立て作業を実施する米国オハイオ州の The Performance Manufacturing Center (PMC) で独占的に製造されるという。日本でも2015年内に販売が開始されるようだが、当分はコアなホンダファンの予約が殺到して入手まで何年も掛かるだろうし、ひと通り行き渡ると忘れ去られるという何時ものパターンになるだろう。

なお何時ものようにオリジナル記事を参照したい場合は下記にて。
http://www.netcarshow.com/acura/2016-nsx/




2015/1/13(Tue)
TOYOTA Esquire<2>

エスクァイアの第一回が1月8日だったから既に5日経っていて、もしかして第二回以降をシラバックレたのではないか? 何て思った読者もいるかもしれないが、ちゃあんと続きをやりますよ。えっ? ファミリーミニバンなんてどうでも良いから、もっと夢のあるやつやれ! ですかぁ? いや、子供の小さい家族からすれば、ミニバンというのは正に家族の夢を載せて走るわけですよ。

ということで続けると、エスクァイアのグリルは最近のトヨタのアイデンティとなっているスピンドルグリルではないが、バンパーまで食い込んでいるシングルフレームグリルとなっている。スピンドルグリルはレクサスの各モデルとクラウンで使用しているところを見ると、もしかして高級車専用なのだろうか?

サイドビューは面白くも何とも無いミニバン丸出しだが、実用性を考えればこんなところだろう。

リアビューもエクスファイアらしさを主張するものは何もない。

エンジンは 2.0L 自然吸気で152ps、193N・m と極々平凡なものだが、これまた実用的には特に問題はないだろう。なおエスクァイアには40万円高で1.8L ハイブリッドモデルもラインナップされていてシステム出力は136ps と、これまた極々控えめだ。結局 HV の取り柄は燃費の良さであり、その差はガソリン2Lの 16.0 km/h に対して 23.8 km/h で、これでは40万円の元手は取れそうにもないが‥‥。

ミニバンのメリットといえば広い室内だが、5ナンバーサイズではサードシートは子供用にしか使えそうもない。とはいえ、育ち盛りの子供がいるからこそミニバンを買うわけで、それはそれで理にななってはいる。

子供は何故かサードシートが大好きで、あそこに押し込んでおけば大人しくしているから、必要性は充分に認められる。ただし下の写真でも判るように、サードシートの後方は殆ど空間がなくてリアゲートとなっているから、高速道路で大型貨物にでも追突されたら大いに危険だし、実際相手が乗用車でも信号無視の暴走車に激突されたミニバンの後部座席の子供が死亡したような事故の話を聞くと、安全性にはイマイチ不安も感じる。

今回の写真のクルマはガソリンではトップグレードの Gi (282.3万円) のためにシート表皮は合成皮革を使用しているが、それでもシート調整は全て手動となっている。

なお Gi は2列目がキャプテンシートとなっているために乗車定員は7人となるが、これが6:4分割シートの場合は8人となる。んっ? ということは、写真のクルマは1列目と2列目に各二人だから4人で、残る3人はあの狭いサードシートに押し込むということになる。まあミニバンの取り柄は多人数の乗車が可能な事でスペック上で6人ではマズイぞ、7人という事にしよう、ということかな?

次回につづく。




2015/1/12(Mon)
2014年の米新車販売台数<2>

途中に特別編があったりで間が空いてしまったが、2014年の米国新車販売結果の上位10車種について前年度と比較してみる。

乗用車は相変わらず日本車が上位を独占しているし、そのメンバーも多少の順位の変動はあるもののベスト5の車種は変わっていない。6〜10位も概ね同じだが何と10位は前回のプリウスに代わってヒュンダイ ソナタが入っている。それにしても米国人の底辺層の車を見る目は酷いものだ。

小型トラックも相も変わらずベスト3はバカでかいピックアップトラックであり、4位からは突然小型SUV となるなど2極分化の傾向がある。

また前年10位のグランドチェロキーに代わって、ニッサン ローグが目出度くもベストテン入した。このローグというクルマは中型の SUV で何を隠そうエクストレイルの兄弟車だ。米国では2013年末にFMC されたことから新車効果も手伝って今回トップテン入りしたのだろう。

乗用車と小型トラックを合わせた小型車の合計も例年同様にフォードFシリーズがダントツで、それでも2013年よりは多少減ってはいる。とはいえ年間に75万台も売れるということは月平均では6万台以上ということで、米国の市場規模には恐れ入ってしまう。これだから多少のリスクがあっても日本車にとっては米国市場は手放せない訳だ。

2014年に米国で最も売れたクルマはフォード Fシリーズだが、それでは日本で一番売れたクルマはといえば‥‥ダイハツ タントが234,456台でトップとなり、2位は僅差でトヨタ アクアの233,209台だった。それにしてもFシリーズとタントとは、国情の違いとはいえ随分と違うものだ。




2015/1/11(Sun)
トヨタ、燃料電池特許を無償提供

トヨタ自動車は世界で保有する燃料電池に関する約5,680件の特許を関連業界の企業に無償で提供すると発表した 。トヨタは昨年末に世界初の一般販売用燃料電池車を発売したばかりであり、この分野でも圧倒的に世界をリードしているようだ。えっ? 世界初の燃料電池量産車はヒュンダイだって? ということで、これは特別編のネタとしよう。

いつものとおり内容は偏向していたり毒舌や嫌韓があったりするために、当サイトの方針を理解できて、この手の話を笑って受け流せる読者専用とします。

方針を理解して特別編に進む




2015/1/9(Fri)
2014年の米国新車販売台数

2014年の米国小型車販売台数が発表された。1年前の日記(2014/1/5 2013年の米国新車販売台数)と同様に今年もまとめてみる。

例年のように先ずはメーカー別から。

なおデーターはAutomotive News による。

販売台数の合計は2013年の約1,560万台に対して2014年は約1,653万台と93万台アップしていて、2012年の約1,450万台と比べれば2年で200万台も増加したことになり、7年ぶりで完全にリーマンショック以前に戻った事になる。なお、順位については昨年と殆ど変らないが、細かいところでは昨年6位の Hyundai-Kia と7位の Nissan North America が入れ替わるという目出度い事実もある。

また昨年も取り上げたスズキの米国市場撤退だが、2014年は既に完全撤退していた。今になってみればトヨタやホンダのように米国 (を乗っ取った裏社会) の嫌がらせで大金をふんだくられたりするくらいならば、サッサと撤退してしまったほうが得策かもしれない。そして、スズキはそれを見抜いていたとも思える。

まあ、鈴木会長のことだからその辺を嫌ったことは充分に考えられる。何しろ会長のずば抜けたリーダーシップがあってこその鈴木だが、そのワンマン会長が高齢なのが気には掛かる。とは言え100歳近くになっても現役で極悪工作を続けているデビル岩堀みたいなのもいるから、当分は大丈夫だろうが‥‥。

次回は車名別の上位10車について考察してみる。




2015年1月16~23日←    →2015年1月1~8日