B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)


2014年11月16〜23日
2014/11/23(Sun) Mazda CX-3 (2016)

マツダの小型クロスオーバーSUVであるCX-3が発表された。

CX-3のアウターサイズは全長 4,275 x 全幅 1,765 X 全高 1,550 o ホイールベース 2,570o で、これは ニッサン ジュークの全長 4,135 x 全幅 1,765 X 全高 1,565 o ホイールベース 2,530o とほぼ同じで、全幅は等しく全高はCX-3の方が15o 低い。なる程写真で見てもジュークよりも少し低く見える。

リアドアは乗降のし易さを考慮して大きな開口部を持つそうだが、確かにリアドアは可成り後方まで開くように見える。ボディーとシャーシーは勿論 SKYACTIV コンセプトによる。
そしてリアデザインは MAZDA 2(デミオ) と基本的に共通で、結局 MAZDA 2のクロスオーバー版ともいえる。

それにしても欧州車のオフィシャルフォットでは、下の写真のような工場跡の廃屋みたいなところでの撮影をよく目にするが、何やら昔の日本のアクションもので悪い奴らとの最終対決の場を思い出すシーンだ。

インパネは特徴的なセンターの大径メーターと左右のディスプレイや3つの丸型ダイヤルのエアコン調整や、同じく丸いエアアウトレット、高い位置のディスプレイなど、これまたMAZDA 2と共通の部分が多い。

パワートレインはエンジンが SKYACTIV-G 2.0L と SKYACTIV-D 1.5L、ミッションはSKYACTIV-DRIVE 6AT または SKYACTIV-MT が搭載される。これらのパワートレインも MAZDA 2と共通だろう。

クロスオーバーSUVは欧米でもトレンドと成りつつあるようだが、さて日本ではどうだろうか。元々SUV の主流はより大きいクラスであり、価格も高かったためにユーザー層が限られてしまっていたが、Bセグメントの小型 SUV ならば価格も比較的安価であろう。スペックの似ている JUKE の価格帯は200万円代前半が主流であり、恐らくCX-3 もこの辺を狙ってくると思われる。

何時ものようにオリジナル記事は下記を参照願いたい。
http://www.netcarshow.com/mazda/2016-cx-3/




2014/11/21(Fri)
PORSCHE MACAN<5>

今回は最終回として残るセンタークラスターから始める。

世間のトレンドを完全に無視して低めの位置に配置されたナビのディスプレイと、その代わりに最上部の特等席を占領しているのが何とストップウオッチ! これは何のために使うかというと‥‥911ですら殆ど何の約にも立たないから、SUV のマカンでは当然ながら使い道がない。まあ、オプションのスポーツクロノパッケージが付いていることを誇示するくらいだろう。
そしてナビはぶっちゃけ市販の(クラリオン) オーティオ一体型そのものというのも、911を始めとする他のポルシェ各車と同じだ。


グローブボックスは広い室内の割には最小限で、これは車検証と操作説明書入れと割り切るべきだ。そして右端はドイツ車ではお馴染みの回転式ライトスイッチがある。

センターコンソールはパナメーラに始まり911やボクスターでも採用されているタイプで、中央にATセレクターやパーキングブレーキスイッチ、両サイドには各種のスイッチ類を配してある。またルーフ中央のオーバーヘッドコンソールも同じデザインの立派なモノが付いている。

 

ATセレクターのパターン表示はポルシェに共通のプレスで凹ました文字で実に見辛い。なおマカンにはATセレクターにマニュアル操作機能が無い。

メータークラスターにはボクスター/ケイマンなどポルシェの廉価モデルに定番の3連メーターが配されている。これがカイエンになると911のような5連メーターとなる。

センターの大径メーターが回転計というのはセオリーどおりだし、ターボはブラックパネルに "turbo" の文字というのもポルシェの掟に従っている。

"S" の場合はセンターの回転計がグレーパネルとなるのもこれまたセオリ−どおりで、ということはベースグレードではブラックということだ。

コンソール上のATセレクターにはマニュアルシフト機能が無いためにステアリングには標準でパドルスイッチが付いている。以前ポルシェがこだわって標準装備にしていたヘンテコリンなステアリングスイッチは既に諦めたようだが、ポルシェとしてはこの古傷には触られたく無いだろう。

ポルシェといえば全グレードにアルミスポーツペダルが標準と思っていたらばマカンでは写真下のターボでさえもウレタンパッドのショボイやつで、しかもアクセルペダルはこれまたポルシェ=オルガンペダルとの常識を破って吊り下げ式だ。

以上、ブランニューモデルであるマカンについて内外装共に見てきたが、低価格を実現するためには多少のセオリーを曲げている面もあるが、何とかポルシェらしさは失われていないレベルではありそうだ。何しろ600万円代前半で天下のポルシェが買えるのだから、多少のことには目を瞑っておこう。

ところでポルシェの新型といえば何時も品不足で、最初の一年くらいは手に入れるのが大変、というのが普通だが、ポルシェは今回のマカンの為に新工場を建設したようで、今までにない量産体制でじゃんじゃんと製造できるらしい。言い換えれば日本向けの割り当ても多くて、従来のポルシェとは全く売り方を変えて大量の在庫を必死に捌くような売り方になるようだ。価格と良い、販売方法と良い、これらの点ではマカンはポルシェであってポルシェではないと言ってもしまってもいいかなぁ?

恐らく今後はポルシェ ディーラーの駐車場には、買い替えタイミングの年季の入ったクルーガーVやエルグランドなどが並ぶだろう。昔からのポルシェオーナーの嘆きが聞こえてきそうだ。




2014/11/20(Thu)
都市伝説と陰謀論

そろそろ特別編の時期が来た。今回は表題のようなちょっと危ないといか、胡散臭さもある題材を選んでみた。

いつものとおり内容は偏向していたり毒舌や嫌韓があったりするために、当サイトの方針を理解できて、この手の話を笑って受け流せる読者専用とします。

方針を理解して特別編に進む




2014/11/19(Wed)
PORSCHE MACAN<4>

今回はドアのインナートリムから。


写真はどちらもTURBO だが、Sも一見しただけでは判らないくらいに似ている。また、フロント (写真上) とリア (写真下) は基本的に共通なイメージとなっている。

ドアノブの周辺にはシートメモリースイッチとドアロックが配されている。ノブの質感などは当然ながら充分な高級感がある。最近のポルシェは以前に比べて本当に高級感に溢れているが、10年ほど前はカローラ並と喩えられるくらいにイマイチだった。勿論カローラとは金の掛け方が全く違うが‥‥。

今回の2車はどちらも BOSE サラウンドシステムが装着されていたが、本来は TURBO には標準だがSではオプションとなる。

インナートリムに取り付けられたフロントドア側アームレストはステッチの入ったレザー仕上げで、電動ミーラーの調整、パワーウィンドウの開閉、そしてドアロックなどのスイッチ類が並ぶ。

なお、この部分の TURBO と Sでは大きな違いは無かったが、今回のSは標準なのかレザーインテリア等のオプション装着車なのかは判らない。

リアも同じ材質のモノが使われている。アームレスト以外のトリムも質感は高く、一見レザーかと思うくらいに成形のシボもリアルだ。

次にインパネはといえば、下の写真は TURBO だが Sでもほぼ同じインパネ周りとなっている。

全グレードでオプションとなるパノラミックルーフは、確かにパノラマというだけあってガラス面積は広く、リアシートの頭上までカバーしている。

TURBO ではウエストラインから上の内装にアルカンターラが使われていた (写真左下) が、Sではクロスだったところを見ると、恐らく TURBO は標準でアルカンターラのような気がする。

そんな高級装備のTURBO ではあるがフロントコンソールの後端はブランクパネルで、世間の常識であるリア用のエアコンアウトレットでは無い。

 

ここまでのところは、TURBO と Sの内装にそれ程大きな違いは無いようだが、もしかしたら写真のSは他にもオプション装備があって、本来だったら TURBO との差はもっとある‥‥何ていうこともあるかもしれない。まあ、実際に購入を検討する場合はディーラーで細かく確認するか、見込み発注の在庫車の現物を確認してから購入すればいいだろう。

つづく。




2014/11/17(Mon)
PORSCHE MACAN<3>

今回からはインテリアを紹介する、と思ったら何と未だ積み残しがあった。SUV としてはリアラッゲージルームを先に紹介しなければ‥‥。

ということで、リアゲートを開けてみると結構大柄がクルマだがその割にはラッゲージスペースが広いとはいえないが、奥行きは結構あってマカンを検討中のユーザーが実際に自分のゴルフバックを持ってきて入れてみたらば斜めすればピッタリ入った。ただし、4つはどうだろうか? トノカバーを取っ払って上に積み上げれば何とかなるかもしれない。結局全幅が1.9m を超えている割にはラッゲージスペースの横幅がイマイチ狭いということだが、これはマジなリアサスの弊害と思えば納得も出来るというものだ。何しろ、マカンは ”ポルシェ” ですから。

ラッゲージルームの床を持ち上げてみたらば、その下には浅いとはいえ多少のスペースがあった (写真左下) 。最初は前半分が持ち上がって、未だ奥がありそうということで更に持ち上げてみたらば床面全体が床下スペースを持っていた (写真右下) 。

テールゲート下端には最近流行りのパワーゲートのスイッチがあり、これを押してみたらばゲートはスーっと降りてきて閉まる直前は極ユックリと動いてロックされた。流石にポルシェ! BMWのように下品にバタンと閉まるようなことはない。

リアのラッゲージスペースが足りない場合にはリアシートを前に折り畳めば結構フラットなスペースが出来るからライトバン的な使い方もOKであり、税務署には客先への商品納品車ということで経費で買うのも楽勝だろう (写真左下) 。

  

いよいよクルマに乗り込むためにドアを開けて、先ずはドアのヒンジ付近を見てみれば (写真右上) 、BMWとほぼ同等なスチールブロックの立派ねヒンジが付いていて、国産のチャチい板金プレス製とは大いなる差を付けている。

そして乗り込むときに視線を下に向けた時に目に入るスカッフプレートには、それぞれ "Macan S" と "Macan turbo" のロゴが見える。

そして室内はといえば、ドイツ製高級車そのものだ。なお写真下は Macan turbo であり、それでは Macan S はといえば‥‥

実は今回の Macan S はシート座面にはベンチレーションホールが空いているし、シートのポジションスイッチは Macan turbo よりも数が多く、要するにオプションの高価なシートが装着されていたために Macan turbo (写真左下) よりも上級装備となっていた (写真右下) 。この辺がポルシェの良いところで、エンジン性能は程々でよいが内装は目一杯高級な奴が欲しい、何ていう要求にも簡単に答えられる訳だ。

 

つづく。




2014/11/16(Sun)
PORSCHE MACAN<2>

前回はイントロ的な意味もあったので今回からは本格的にエクステリアを紹介する。何て言ってはみたが、実は何時もと変わらず大したことは無いのだが、取り敢えず今の時点でのマカンは新鮮味がありそうだ。

フロントフェイスは他のポルシェと共通だが、これは言ってみれはカエル顔であり本来は間抜け面なのだが、多くの人達 (特にカーマニアでなくとも) はカエル顔 = ポルシェ(911) = 劇速(ただし、ターボ) というシーケンスが脳みそのどこかに記憶されているようだから、このマカンだって高速道路で後方に迫られたら思わず車線を譲ってしまいたくなりそうだ。

なお上の写真はターボだが、これが S でも大きく変ることはない。ただしよくよく見ればエアインテイクや補助ライトなどが違うのだが、そんなところを一目で見分けられるというのは極々一部の人達だろう。

リアについても TURBO と S では相違点は極一部だが、その代表的なものは排気管であり、双方とも左右各2本の合計4本出しだが S の丸に対して TURBO は四角くなっているくらいで、これが性能にどう影響するかといえば‥‥別に何も無いだろう。そして Macan turbo のエンブレムが付いているのは TURBO のみだ。と当たり前の事を言っているようだが、実はこれには理由がある。

次にエンジンを見ると TURBO と S の外観上の違いはほとんどで見つからない‥‥。

スペックは S が3.0L、TURBO が3.6L でどちらもV6 ツインターボによりそれぞれ 340ps 460N・m 及び 400ps 550460N・m を発生する。グレード名がターボならば当然ターボで過給されていると判るが、S も実は同じくツインターボで違いは排気量が少し小さい事だ。

それなのに、エンジンルーム内での両車の識別はといえば TURBO にはトップカバーに ”turbo" のロゴが両サイドに付いている。因みに残るベースグレードでも4気筒2.0L とはいえターボにより237ps 350N・m という 3.5L並みの性能を発揮している。要するにマカンは全てターボエンジンを搭載しているわけだ。だから ”turbo"

標準装備のタイヤは SがFront:235/60R18 Rear:255/55R18、TURBO がFront:235/55R19 Rear:255/50R19 となるが、下の写真ではSがFront:265/45R20 Rear:275/40R20、TURBO がFront:265/40R21 Rear:295/35R21 というオプションサイズを装着している。それにしても、20とか21インチとか、もう殆ど大型トラックやバスみたいなサイズだ。

そんな巨大なホイールから見えるブレーキはといえば、ホイールの割には何となくチャチなのはどちらもリアキャリパーには最近のポルシェとしては殆どお目にかかれない片押しキャリパーを使用しているからだ。ポルシェのブレーキは世界一どろころか宇宙一と言われていたが、流石に鋳物の片押しキャリパーが見えて宇宙一は無いだろう。

それでも百歩譲って S(とベースモデル) は許すとしても TURBO もリアが片押しと言うのはあんまりじゃあないか。21インチホイールの巨大な隙間から、スッカスカのブレーキユニットが見えるのが何とも悲しい。

ということで次回につづく。




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