B_Otaku のクルマ日記 放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク) |
2014/5/23(Fri) |
Chrysler 300 vs 国産Eセグメント |
前回の日記で米国がTPP交渉で米国車を日本のトヨタディーラーで販売しろという要求をしたことに触れた。そこで米国車と日本車の現状を知ることで、果たして日本で米国車が売れるのかを考えてみる。 今回米国車の代表として選んだのがクライスラー300(以下300)であり、この車はクライスラーがダイムラー傘下であった時代に開発されたもので、シャーシーは旧タイプのメルセデス Eクラス用のものをベースとしているから、米国車としては欧州車的な部類であり、日本でも受け入れられる可能性が少しはあるかもしれない、というのが選定の理由だ。 これと比較する国産 Eセグメント車といえば、真っ先に思い浮かぶのはクラウンで、そうなるとセドリックは既に無いためにフーガ、更にはトヨタの高級車ブランドのレクサスからGSの3車を選んでみた。正直言って今では国産のEセグメント車は、この3車種のみとなっているが、それだけあれば十分ともいえる。 300の価格はベースグレードに相当するLimitedの場合409.3万円であり、これは国産3.5L級と比べても最も安いことになるし、GSに至ってはベースグレードでさえ612万円と300 Limitedよりも200万円以上高いし、F Sportに至っては714.9万円という価格が付いている。こうなると、国産どころか排気量は小さいとはいえ憧れのBMW 523i M Sport(679万円)まで楽勝で買えてしまう。 しかし、同じ300でも上級グレードのC ラクジュアリー+となると573.5万円と一気に買い得感が喪失してしまう。そこで300の4種類のグレードについてその装備の概要を以下に整理したみた。 Limited と C Luxuryの最大の違いは本革シート、20インチタイヤ&ホイールであり、それで価格は百数十万円も上がってしまう。勿論上記以外にも各種の装備、すなわちサンルーフやMTモードなどが付き、これらはユーザーによっては欲しいかもしれないが、一般的には大して必要でもない装備を山ほど付けられてしまう。ハッキリ言ってレザーシートの為に150万円のエクストラコストというのは割に合わないと思うのだが。 以上を踏まえた上で上記の比較表にある4車種のエクステリアを比較してみる。なお、300についてはC Luxuryを使用している。写真では分かり辛いが、300の5mを超える全長と1.9mを超える全幅は実際に目の当たりにすると兎に角デカい! 従って狭い裏道にでも入り込んだらエラい苦労をすると思ったが実際にはそうでもなかったのは、そのデカさと厳ついフロントの、もうヤバイ筋が乗っているに違いないという雰囲気から対向車が積極的に譲ってくれる、ということのようだ。 なお、4車のエクステリアについては特にコメントをしないので、読者各位がそれぞれ判断していただくことにする。 つづく。
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2014/5/22(Thu) |
Nissan Pulsar (2015) |
日産は国内向けCセグメントハッチバックのティーダを廃止して、そのユーザーはノートの上級モデルに吸収してしまうという暴挙を行っているが、欧州ではいくら何でもその手は使えない。と思っていたらば、欧州向けの新型パルサーが発表された。今回は速報としてお届けする。 エクステリアをみると、デザインは結構マッチョで最近の日産車的、すなわちジュークなどの路線だろうか。ホイールベースはクラス最大の2,700oだという。 リアビューをみればはっきり判るのが急激にキックアップしているウエストラインで、リアエンドも凹凸が多い。これを欧州日産ではテーパーウエストラインと呼んでいる。しかし、これだけ濃いデザインだと日本国内での発売はどうなのだろう? エンジンは全て小排気量のターボ、いわゆるダウンサイジングエンジンで1.2L 115hpと1.6L 190hp、そして1.5Lディーゼルターボは 110hp 260Nmという2.5L並みのトルクを発生している。日産はご存知のとおりフランスのルノー傘下だから、ある面欧州式のダウンサイジングエンジンの調達にはそれ程苦労はないのだろう。近日追加発売のスカイラインのベースモデルも2.0Lターボを搭載しているというから、今後の日産は国内向けでも確実にダウンサイジングのエンジン化を進めていくのだろうか? ということで、Nissan Pulsarの詳細を知りたいという方は
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2014/5/21(Wed) |
トヨタ店なぜ米車売らぬ |
TPP交渉で米国側はトヨタの販売店で米国車を売っていない事から、日本のメーカー系列の販売店網の解体を求めているそうだ。詳細を知りたい方は下記の東京新聞の記事にて。 米国の要求は例によって滅茶苦茶な内容だが、これについては自由な意見を述べるためにも特別編で対応しようと思う。 したがって、いつものとおり、内容は偏向していたり毒舌や嫌韓があったりなので、例によって当サイトの方針を理解できて、この手の話を笑って受け流せる読者専用とします。 |
2014/5/19(Mon) | 運転手のいない車が事故 |
本日のニュースで話題になっているのが昨日起こった、軽自動車が運転手がいないまま走り出して11人がはねられ重軽傷を負った、という事故で、所有者がクルマの外からエンジンを掛けたら突然車が走りだしたということだが、今時の車でそんなことがあるのだろうか? という疑問があって、ニュース動画を探して見ると、車両はスズキ エブリイで、そのスタイルから現行モデルではなく2代前のタイプ(DE51)だろう。このモデルは1991〜1998年に販売されていたもので、最後期のモデルでも16年前の生産だから安全機能が無いのも納得できる。 現行販売車ならば、MT車の場合はクラッチを踏まないとエンジンが掛からないから、このような事故は起こりえないのだが‥‥。 それにしても、ギアが1速に入ったままでエンジンが掛かってしまったとして、アイドリング走行の状態だろうから何故に勢いよく走りだしたのだろうか? そしてニュースを色々探してみたらば、エンジンが掛かった瞬間に勢い良く飛び出していったようで、要するに掛かった直後にフルスロットルにでもなったのだろうか? まあ、当時はクルマの電子制御なんて今から見ればお粗末もいいところだし、更に当時のスズキの軽なんて安かろう悪かろうの典型みたいな製品だったから、こういう事故も起って当然だが、それにしても20年も経ってからっていうのも驚きだ。 それよりも、この年式のクルマ、しかも軽自動車が今でも走っているというのも凄いもので、スズキの耐久性もバカに出来ないものだ。 |
2014/5/18(Sun) |
フェアレディZは今? |
数少ない国産の本格的スポーツカーであるフェアレディZは、現行のZ34が発売されたのが2008年12月だから5.5年ほど経過していて、これはサルーンなどならばフルモデルチェンジが近い末期モデルということになるが、一応スポーツカーという特殊なクルマでもあるために、マダマダ継続生産されるだろう。とはいえ、普通のマニアからは忘れ去られているような気すらする。 まあ、元来数が売れるクルマではないし、更には特別マニアックという訳でもなく、それどころかフェアレディZを所有するとなると何となく気恥ずかしいモノすら感じるという微妙なクルマでもある。なぁ〜んて書くと、フェアレディファンの怒りを買いそうだが‥‥いや、その前にそういうタイプのユーザーがこのサイトに来るかという疑問もあるが‥‥。 そのZの最新の話題として、海外のサイトでNisimoバージョンの公式写真とプレスリリースが発表されている。 エクステリアには専用のエアロパーツなどを取り付け、ホイールも特別な大径で標準のグレードとは大いに差を付けている。とはいえ上の写真をみると右奥のレージングモデルとは随分違う、というよりもレージングモデルは全く別のクルマだったりするが。 まあ、シルエットフォーミュラに近いようなレーシングカーと比べて、ダサいなんていうのは本来間違っているのだが、メーカー自身がこういう公式写真を発表しているのは、nismo とはいえストリートカーのZを少しでもレーシングイメージにしようとしてのことだろうが、何だか逆効果のような気がする。 今度はリアビューに目を移すと、フロントビュー程には腰高感は感じない。太い2本の まあ、レーシングカーとの比較は無茶なので他社のストリートカーと較べて見ると‥‥ やっぱりZは腰高だった。結局サルーンベース、ぶっちゃけスカイラインの2シーター版だから、まあこんなものでしょう。 そしてインテリアはといえば、まあ今となっては旧型のスカイラインがベースなので、チョイと古臭いが、それがZの良さということで、せめてインテリアは肯定的な意見にしておこう。 今回はフェアレディZ(日本名)に対しては、チョイとばかり厳しく接したが、国内価格をみればベースグレードなら378万円で、3.7L 336psの本格的スポーツカーが買えると思えば、ポルシェ ケイマンと較べてカッコ悪いとか文句をいえる筋合いではないかもしれない。なぜならパワー的に近いケイマンSは795万円からで、しかも例によって最小限のオプションを付ければ850万円以上となってしまうから、そりゃカッコ良いでしょうよ。 ということで、Nissan 370Z Nismo (2015)の詳細を知りたいという方は |
2014/5/16(Fri) |
ダウンサイジングエンジン (スカイライン 200GT) |
昨日の日記で、スバルの新型車レヴォーグの搭載エンジンが、新開発ではないにも関わらず、例えば1.6Lの性能はBMW120iに搭載されている1.6Lターボと同等性能であることを発見した訳だが、スバル以外にも近日発売のクルマにダウンサイジング化を実施した車がある。 それは現在はハイブリッドのみが発売されているスカイラインに6月に追加ラインナップとして発売されるもので、名称はスカイライン ”200GT-t”。グレードにはベースグレード(355万円)、 Type P(421.2万円)、そしてType SP(423万円)となっている。 このグレード構成は既発売の350GT HYBRIDと同じであり、因みに350GTの価格はベースグレードが462.5万円、Type pが500.3万円、そしてType SPが541.5万円となっているから、200GTよりも80〜120万円高いことになる。 その350GTについては、昨年12月10日からの日記で内覧会での展示車を紹介してあるが、今回はスイッチON後のメーター等の画層を追加する。その前にエクステリアを見てみると、今回屋外で見るのが初めてだったこともあり、こうしてみると増々日本車離れしている。 ベースグレードでも460万円もする350GTだから、ナビはシステムとして組み込まれてオーディオやエアコンとも連携されているのは当然といえば当然で、センタークラスターには最上部に主としてナビを表示するディスプレイとその下には各種調整や情報システムに使用するタッチパネルのディスプレイが、そして下段にはエアコンやオーディオ関連のダイレクト操作スイッチ類と、高級欧州車の定番的装備が付いている。 走行モードの切り替えはフロアーコンソール上の手前側右端(写真右下)にあるDRIVE MODEと書かれたスイッチを前/後に押すとナビ用のディスプレイの画面がモードセレクターに変る(写真左下)。しかし、このスイッチは判りづらい場所で操作もしづらい。 メーターはオーソドックスな2眼のアナログメーターで左が回転計で右が速度計となっていて、速度計のフルスケールは180q/hとなっている。ハイブリッドといえば、これ見よがしの大径チャージメーターなどが多いが、スカイラインはガソリン車と同じイメージとなっている。なお、左の回転計内の下部には小さいパワーメーターが組み込まれている。 この350GT HYBRIDについては写真の最上級グレード、Type SPに試乗済みのために近日中には試乗記としてお送りできる予定だ(あくまで予定)。 |