B_Otaku のクルマ日記


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2020/5/20 (Wed)  Toyota Corolla vs Prius <2>

それでは前後正面の比較から‥‥

全幅 x 全高はカローラ ツーリングが 1,745 x 1,460㎜ 、プリウスは 1,760 x 1,475㎜ と事実上同サイズとも言えるくらいで、しかも全幅は最近流行りの 1,800㎜ クラスより数十㎜ 狭いから、5ナンバーサイズを超えたとはいえ日本でも何とか実用的な寸法だ。

フロントグリルは勿論両社共にキーンルックだが、台形のアンダーグリルはカローラ ツーリングの方がより派手であり、これは車輛の性格か開発時点の違いか?

リアビューではカローラ ツーリングのオーソドックスなステーションワゴンルックに対して、プリウスは初代以来のハイデッキスタイルだ。まあこれはプリウスのアイデンティティとなっているのだが、正直言ってルームミラーでの後方視界中央に分割線が入り見辛い。

サイドビューは全長 x 全高がカローラ ツーリングは 4,495 x 1,460㎜ 、プリウスでは 4,540 x 1,475㎜ とその差は僅か 45㎜ プリウスが長い。ホイールベースは其々 2,640 および 2,700㎜ で、これもプリウスが 60㎜ 長いから、長手方向ではプリウスが少し長い事になる。

しかしルーフラインは全く異なり、写真を見れば判るようにプリウスはBピラー辺りから結構急激に下降している。従ってリアシートの頭上空間は大丈夫なのだろうか、何て心配になるくらいだ。まあこれもプリウスの未来的なスタイルに起因しているのだが、それでも初代は決して未来的では無く、ハイデッキの独特なスタイルになったのは2003年の2代目からであり、これがその後今までプリウスのアイデンティティとなったのだった。

ヘッドランプは両車ともグレードによって異なるのは当然だがカローラ ツーリングではトップグレードの WxB がバイビームLEDヘッドランプでそれ以下は3灯式LED となる。プリウスでは全グレードでバイビームLEDヘッドランプとなり、この辺はカローラよりも金が掛かっている。

リアコンビネーションランプはカローラ ツーリングでは最近流行の高さ方向は低めだが幅広で、ゲート側に大きく侵入しているタイプであり、対照的にプリウスでは細長いものが使用されている。尤もプリウスはリアの視界確保のためにスモークガラスが低い位置まで占領しているから、リアランプは幅狭にするしか無いのだが。

リアのラゲッジスペースは両車とも結構広い。いやその前にプリウスも実はリアにハッチを持っていて、ノッチバックの真っ当なセダンでは無かった。勿論プリウスのルーフは低いから高さ方向のスペースはセダンのトランクルームと大して変わる事は無いのだった。

ところでカローラ ツーリングにはガソリンエンジン仕様もあるが、その場合のラゲージスペースはやはりバッテリーが無い分だけ床位置が深く、積載容積ではハイブリッドより勝っていた。 なお写真はセダンだが、これは偶々ツーリングのガソリン仕様の写真が無かった事による。というか、トヨタ自身もカローラ ツーリングはハイブリッドをメインとしたいのだろう。

次回はエンジンとブレーキを比較する。

つづく






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2020/5/18 (Mon)  Toyota Corolla vs Prius <1>

3月16日の日記では本年1月および2月の販売台数1位のライズと3兄弟を合わせれば事実上1位のタンク兄弟の比較を行ったが、今回は昨年度 (2019年4月~2020年3月) 1位のカローラと2位のプリウスを比較する事にした。なおカローラについては一般ユーザーが買う場合を想定してセダンよりも売れ筋のツーリング (ステーションワゴン) を使用する。

実を言えば、新型ウイルス禍で新型車の写真撮影などが出来ない事からネタ不足となってしまったが、そういえばテレビなども新作が無いために以前放送した内容を再編集したりして放映している。ならばこちらも以前のネタを再編成でこの時期を乗り切ろう、というのが本音だった。

それでは両社の主要諸元を比較するが、エンジンバリエーションはカローラではハイブリッド、1.8L そして 1.2L ターボの3種類の設定がある。これに対してプリウスはハイブリッド一択となる。それで両ハイブリッドモデルを比較すれば、エンジンや駆動系など全て全く同じものだった。となるとプリウスの存在意義は何なのだろうか? という事も踏まえながら今回の比較を行う事にする。

何時ものように両車を写真で比較するが、それぞれの写真については下記の日記でよりサイズの大きいものを掲載しているのでこちらも参照されたい。
 ⇒ 2019年9月30日 日記 Toyota New Corolla
 ⇒ 2015年2月28日 日記 Toyota New Prius

フロントビューは両社ともトヨタのキーンルックを採用しているとはいえ、実際に比べれば結構違いがある。

リアビューは大きく異なり、カローラ ツーリングは真っ当なステーションワゴンだが、プリウスはセダンとしても未来的なスタイルにしているのは、プリウスのイメージを強調しているだろう。

例によって今回はイントロだが、次回からは本格的に比較を行う。

つづく


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