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2019/9/30 (Mon) Toyota New Corolla <1>
トヨタを代表するカローラは今でこそ販売王者の座を譲っているが、その昔は長い事販売トップを独占していたし、世界各国でもノックダウンされグローバル累計販台数は 2016年9月までで4,410万台という。
そんなカローラも以前ほどの勢いは無いとはいえ、国内ではフリートユーザー向けとしてレンタカーではメジャーな存在となっている。また個人ユースでは流石にセダンは少ないが、主流はむしろステーションワゴンのカローラ フィールダーに移っていた。
そのカローラは実は昨年、新型 E210 に FMC していて海外では既に発売されており、また日本でも海外モデルと同等のハッチバックモデルであるカローラ スポーツが発売されていた。そして今回日本向けのモデルとしてセダンのカローラ (今回からアクシオというサブネームは使わない) とステーションワゴンのカローラ ツーリングが追加発売された。
エンジンはハイブリッド (1.8L) 、1.8L 自然吸気、そして1.2L ターボの3種類となる。
それでは早速エクステリアから眺める事にする。今回は個人ユースの主流となるであろうツーリングを主として、一部セダンも比較用にアップする。
基本的にはキーンルックを纏ったキープコンセプトで、セダンとワゴンはBピラー以前を共通化しルという当然の手法を採っている。
リアはBMWのようにセダンとワゴンを極力共通化するのでは無く、リアコンビネーションランプのデザインも明らかに事なっている。
次回はからはエクステリアをより細かく紹介する予定だ。
つづく
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2019/9/28 (Sat) Nissan Dayz <3>
ドアのインナートリムは軽としては充分な質感で、チョイとした安モノの普通車に勝るとも劣らない。
まあ一体成型のパネルはプラスチッキーではあるが、アームレスト付近の肘が当たる部分にはシート表皮と同じトリコットのパッドだし、スイッチパネルはピアノブラック、そしてドアノブはクロームメッキされている。ただしこれは写真のクルマのグレードがハイウェースターの為であり、低位グレードはもっとチャチになる。
リアドアについてはフロントに準じたトリムが使用されている 。
フロントダッシュボード周りも軽としては充分な質感であり、デザインも普通車のミニバン辺りと大きく変わらない。ナビ関係は標準がオーディオレスで、写真のクルマはオプションのオリジナルナビが付いていた。
AT セレクターはいわゆるインパネシフトで、左はエアコンのスイッチ類で右は電動パーキングブレーキのスイッチだが、最近は軽自動車でもパーキングブレーキが電動となっているのには驚いた。ただしこれはハイウェースタープロパイロットという最上位グレードのみで、他はオプションとなる。
オーバーヘッドコンソールには3方向のルームランプ装備されていた。
ダッシュボード右端にはチョイとしたスイッチ類がある。写真右下のエアアウトレット付近のパッドはステッチも入っていて、とても軽自動車の内装とは思えない。
ステアリングホールのスポークには多くスイッチ類が組み込まれていて、これまた普通車並み以上だ。ただし、これも妙にスイッチが多いのはプロパイロットエディションの為で、他グレードではもっとショボくなる。また本革巻きステアリングはハイウェースターのみに標準となる。
メーター類はフルLED式では無くメカ式だが、パネルは自光式でちょっと派手だが視認性は悪く無い。メーターは回転計も含めて全グレードで共通となっている。
ペダルは当然ショボいし、更にブレーキとアクセルが左に寄っていたり、最近問題にされている踏み間違いを考えれば決して褒められる配置では無い。
とまあ、内容的には正常に進化しており、軽自動車の惨めさは全く感じられない。とはいえ、今回のクルマは 156.7万円であり、一番安いSでも127.3万円と決して安くは無い。それでも日産としては一番売れる車種である事には変わらないであろうし、軽自動車で販売数を維持している日産の凋落ぶりも困ったものだ。
しかも西川氏によるクーデーターは完全に失敗となって、結局社長の座も降りてしまった。今後の日産は何処へ行くのか? まあ日産が無くなって困るのはメーカーやディーラー関係者くらいだが。
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2019/9/26 (Thu) Nissan Dayz <2>
ボンネットフードを開けるとオーバーハング部分に小さな横置きエンジンが現れる。ボンネットフードにはちゃあんとインシュレーターが貼りつけてある。開けたフードの保持は勿論手動でロッドを立てる方式だ。
エンジンは新開発の BR06 0.66L 直3 52ps/6,400rpm 60N-m/3,600rpm で、ハイウェースターには 2.0kw/1,200rpm 40N-m/100rpm のモーターによるコンパクトハイブリッドが装備されている。
なおターボモデルでは 64ps/5,600rpm 100N-m/2,400-4,000rpm となる。
ハイウェースターでも NA の場合は 155/65R14 とアルミホイールだが、写真はオプションの 165/55R15 とポリッシュアルミホイール (ターボでは標準) が付いていた。なお中間グレードのXでもアルミホイールが標準で、スチールホイール+キャップというのはベースグレードのSのみとなる。
これだけアルミホイールが増えると、下手をすればスチールホイールと大して原価が変わらない‥‥何て事になって来るかもしれない。その意味ではパワーウィンドウが良い例で、今ではあのメカを作るよりもモーターとスイッチの方が安い何て状況になっている。
ブレーキはフロントがシングルピストンキャリパーのディスク、リアはドラムブレーキとなる。スポーティーなホイールから覗くリアのドラムは‥‥まあ、チョイと興醒めではある。
ドアを開けて目に入るインテリアの第一印象は、今や軽の惨めさは全く感じられない事だ。尤も車両価格も 150万円超だから当然だが。
標準シートは全グレードでトリコット (ファブリック) で、ハイウェイスターはカラーがエボニーでそれ以下ではアイボリーとなるが当然質感は違う。またハイウェースターではオプションでサイドに合皮を使ったコンビも選択出来る。
シート調整は当然全グレードともマニュアルとなる。そう言えば、流石に軽でパワーシートというのは聞いた事がないが、どこかのメーカーでオプション設定の例はあるのだろうか?
次回も残るインテリアを見る事にする。
つづく