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2017/11/15(Wed) Vitz GR SPORT "GR" <2>
"GR" のエンブレムはフロントアンダーグリルとリアゲート下端にそれぞれ付いていて、これが GR であることを確認する手立てとなる。なお GR SPORT と GR SPORT "GR" は同じエンブレムの為に一見してどちらかを判断することは出来ない。
エンジンルーム内には 直4 1.5L 109ps 136 (MTは 138) Nm の 1NZ-FE が収まっている。このエンジンは前述のようにカローラ 1.5 のエンジンそのものだから決してスポーティーな性格では無いが、ヴィッツの標準は 1.0L と 1.3L だからこれらと比べればパワーがある。とはいえ比較相手、特に 1.0 何かと比較してパワーがあるなんていうのは「俺の母校は加計学園よりも偏差値が高いぞ」何ていっているようなものだ。
⇒ TOYOTA COROLLA Axio 15X (2015/9) 簡易試乗記
⇒ Toyota Vitz 1.3F (2011/1) 簡易試乗記
リアラゲージスペースは標準と変わる事は無い。
GR SPORT "GR" は 205/45R17 (ブリヂストンPOTENZA RE050A)タイヤと専用の 7Jアルミホイールを標準とする。
GR SPORT では 195/50R16 タイヤと6Jアルミホイールという "GR" よりもワンランク落ちとなる。そういえば "GR" ではタイヤの銘柄を POTENZA RE050A と明記しているが、これは寧ろ珍しい事で、殆どの国産車は納車されるまでどこのメーカーのタイヤが付いているか判らないという場合が多い、これはカーメーカーが複数のタイヤメーカーから同等品を購入して無作為に取りつけるかで、ブリジストンかヨコハマかなんていうのは納車されてからのお楽しみだ。
それでも以前ほどは無作為では無くなったが、30年程前にはクラウンでさえオーツタイヤが付いてきてオーナーと大揉めに揉めた、何てこともあったようだ。それで相手が大口ユーザーの社長だったりしたら‥‥まあディーラーの経費でブリジストンかなんかと交換したとか‥‥。
次にブレーキキャリパーは GR SPORT "GR" では前後共に極普通の鋳物製片押しだが、ボディーは白く塗装されて更に "GR" のロゴが印刷されている。
GR SPORT のブレーキキャリパーは "GR" と変わらないが塗装とロゴが省略されている。勿論性能には関係無いが‥‥。
ということでエクステリア上の GR SPORT と "GR" の違いはと言えばホイールとタイヤという事になる。因みにヴィッツの GR SPORT にはハイブリッドも設定されているが、これは何と185/60R15 タイヤに鉄っちんホイール+樹脂フルキャップという「これで GR SPORT って言えるか、違うだろう、禿げ!」状態だが、価格を 1.5L ガソリンと揃えているから、その為にホイールまで回らなかったんじゃねぇ、という感じだ。
次回はインテリアを見る事にする 。
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2017/11/14(Tue) Vitz GR SPORT ”GR"
前回の日記でトヨタの新しいスポーツバージョンである GR ブランドの概要を紹介したが、その中で今現在では最もバリエーションの多い (と言っても2種類だが) ヴィッツについて、先ずはそのラインナップを一覧にしてみる。
ヴィッツの場合、GR ブランドの2種類はエンジンが 1.5Lで、その他のスタンダードなヴィッツは1.0L と 1.3L だから、これらに比べれば流石にスポーツブランドだけの事はある、という訳だが、パワーウェイトレシオを見れば大した事は無い。何しろ GR の1.5L エンジンはカローラ 1.5 に搭載されているエンジンそのもの、何て判るとチョッと白ける。
今回の写真はヴィッツ GR の中では中間モデル (最上位は未発売だが) の GR SPORT GR で、一部明らかに違う部分については GR SPORT と比較する予定だ (気が変わるかも知れない) 。
エクステリアはホットハッチらしい雰囲気は確かにあるから「並のヴィッツとは違いそうだ」くらいは誰でも判る。とはいえそれ程にはド派手で無いから、年寄りが乗ってもそれ程は恥ずかしくは無い。そう「それ程は」‥‥。
フロントは標準のヴィッツとは全く異なり、この部分でスポーツイメージの殆どを占めているというくらいのモノだ。
リアもこの手のクルマの定番であるブラックアウトされたバンパー下端とそこから覗く太い排気管がそれらしい。流石に 1.0 や 1.3 とは違うぞ! あっ、カローラの云々は無しと言う事で‥‥。
サイドビューはタイヤ&ホイールが如何にもという感じだが、それ以外は大きな特徴は無い。
なおワンランク下の GR SPORT ではタイヤ&ホイールが異なる程度で、エクステリアではそれ以外に大きな違いは無い。この辺の詳細は次回にて。
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2017/11/13(Mon) Toyota GR
日産の NISMO に対するトヨタのスポーツブランドは従来 GAZOO Racing (TGR) を起点としたスポーツパフォーマンス G's(ジーズ)と、それに加えて正規のラインナップにはスポーツモデルの RS の2系統があったが、これらがごく最近 GR というブランドに統合された。
その GR ブランドのスポーツモデルにはランクが3種類あって、一番スポーツ度の高いのが ”GRMN" で、これは台数限定生産で走りの味を追求した究極のスポーツモデルという。GRMN モデルは今現在未だ発売されていないが近い将来 (来年春頃) 先ずは Vitz GRMN が発売されるようだ。これは 1.8L スーパーチャージャー 210ps 250Nm エンジンを搭載し、車両重量は 1,140kgというから P/W レシオは何と 5.4kg/ps という小型ハッチバックとしてはトップクラスのものだ。因みに MINI の最速モデルであるジョン・クーパー・ワークスは 213ps 1,250kg (MT) だから P/W レシオは 5.7kg/ps となり、何と Vitz GRMN の方が勝っている事になる。
GRMN は GR シリーズのトップに君臨する究極のスポーツモデル だが、その下は操る喜びを日常的に実感できる本格的スポーツモデルの GR で、これは現在 Vitz GR SPORT ”GR" という妙な名前のモデルが販売されている (写真下) 。このモデルのエンジンは 1.5L で特別にチューニングされたとうモノでは無いが、ヴィッツの標準は 1.0L と 1.3L だからそれよりはハイパワーであり、更に各種のスポーツパーツに加えてボディの補強や足回りの強化などを行い、動力性能は大した事は無くとも運動性能は大幅に向上させたモデルである。
GR よりも更に身近なモデルが GR SPORT でライフスタイルに合わせて走りを楽しむエントリースポーツということで、何故か GR では "SPORT" の方がよりライトチューンという事になっている。この GR SPORT には現在6車種が設定されて既に販売されている。
内訳はプリウス PHV、マークX、ハリアー、ノア、ヴォクシー、ヴィッツで、まあハリアーとノアそしてヴォクシーはスポーツモデルが似合わないが、ミニバンはマイルドヤンキー御用達だから見かけだけのスポーツとも言える GR SPORT をラインナップするのは大いに意義があるし、結構売れ筋になるかもしれない。
下の写真はヴィッツ "GR SPORT" で上の写真のヴィッツ GR SPORT "GR" と比べると先ずホイールがマルで違うのが判るだろう。それにしてもこの名称は判り辛い。
写真下はマークX "GR SPORT" で、BMW3シリーズ M Sport 等と似たようなコンセプトだから違和感は無い。
今度はプリウス "GR SPORT" 、まあこの辺になるとプリウスというエコイメージとスポーツというのが何と無くミスマッチのような気もするが‥‥。
この "GR SPORT" の価格はというとヴィッツの場合ではハイブリッドU (208.8万円) に対してハイブリッド "GR SPORT" は233万円とその差は約24万円で、まあ妥当なところだろう。
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【追伸】本日葛飾区議会議員選挙 (投票は昨日) の開票が行われたが、 定員40人で立候補者59人だからほぼ 2/3 が当選するのだが、この選挙に例の小池都知事の都民ファーストから立候補した5人のうち、当選は民進党から移籍した現職1人だけ。残る新人4人は見事に落選。
別に区議会を馬鹿にしている訳ではないが、それにしても区議会議員選挙ですらボロ負けするのが今の都民ファースト、すなわち緑の党の現状ということだ。なおこの選挙に立候補していた "NHKから国民を守る会" の代表、立花隆志氏は見事に当選した。こりゃ緑の党も反 NHK を主張するっきゃないかな、ブッ。
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2017/11/12(Sun) Cadillac Presidential Limousine (2009)
トランプ米国大統領の訪日で当然ながら米国から専用車が空輸されて来た事からニュースなどにも登場していたが、それらの報道で専用車の写真が何やらカーメーカーのオフィシャルフォットっぽいものを目にする事が多い。そこで調べてみたらば、おお~っ、あった、あった。2009年に FMC されたようだ。しかし、フルチェンジって言ったって、これって注文生産だろうからまさかカタログモデルの訳も無いが‥‥。
これは 2009年モデルだが、装備類は大統領が代わったり世の中の情勢で変わるだろうから、あくまでベース車としてはこれが生産されている、と言う事だろう。
なお何時ものように、詳細が知りたい読者は下記を参照願いたい。と言っても本当の詳細は判らないが。
⇒ https://www.netcarshow.com/cadillac/2009-presidential_limousine/
さてここで、米国大統領専用車なんて美味しいネタをこれで終わらせては B_Otaku 様の沽券に関わる。今日は日曜日ということもあって続きを特別編 "トランプ大統領専用車" としてサービスしよう。
いつものとおり内容は偏向していたり毒舌や嫌韓があったりするために、当サイトの方針を理解できて、この手の話を笑って受け流せる読者専用とします。
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