B_Otaku のクルマ日記



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2017/11/20(Mon)  Infiniti QX80 (2018)

日産のフルサイズ SUV であるインフィニティ QX80 の新型が発表された。 QX80 は以前は QX56 と呼ばれていたモデルで、そのルーツは日産 パトロール (日本ではサファリ) であり、トヨタ ランドクルーザーのライバルでもあった。

ランドクルーザ-は高級版をレクサス LX として販売しているが、QX80はこの LX と同じ市場を狙ったものだ。

アウターサイズは全長 5,340 x 全幅 2,030 x 全高 1,925㎜ 、ホイールベース 3,075㎜ という堂々としたもので、スタイルも威圧感万点だ。

内装も当然豪華だし、それ以上にセンタークラスター幅の広さは流石に全幅2m超だけの事はある。

この QX80 は米国のみならず、欧州や中東、そしてアジア各国で販売されるようだが、日本国内では販売されないだろう。サファリが日本国内販売を終了したのは結局販売不振からであり、バブル時代からランクルに対して如何してもマイナーだったが海外では結構な人気だし、中東戦争時には ”UN" と書かれた白いパトロールが度々海外ニュースに登場したものだった。

まあその前に日本で売るにもインフィニティディーラーが無いからそのままでは売れないというジレンマもあるが‥‥。

なお何時ものように、詳細が知りたい読者は下記を参照願いたい。
⇒ https://www.netcarshow.com/infiniti/2018-qx80/

ところで最近何かとマスコミの話題になっている DQN の煽り運転だが、脳足りんは QX80 でも煽るんだろうか? 今日もまた一般道を 1km 以上に渡って煽り、挙句の果てに追い越しざまに急ブレーキを掛けて接触して相手に怪我をさせたにも関わらず逃げ去った容疑者が逮捕されたという。容疑は危険運転致傷罪のようだが、その場合最高刑は懲役15年。まあこの法律は適用に当たって相当慎重さが必要だと思うが、この手の DQN には適用しても良いのではないか。1か月程前トラブルから高速道路に強引に停止させた事で2名が亡くなった事件も危険運転致死にて起訴するようだが、まあ強盗殺人で2人殺せば十分に死刑の可能性ありだから、あの容疑者も懲役20年くらいは当然かもしれない。








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2017/11/19(Sun)  Toyota Mirai

電気自動車の最大のネックは言うまでも無く電池であり、最近は大分改良されたとはいえやはり重い、高い、航続距離が短い事に加えて充電時間が長いという問題は根本的には解決されていない。となるともっと他の新しい電池は無いのか、と言う事で考えられるのは燃料電池。何てったって水素を燃料にして電気を発電するから排気ガスは無いし酸素の充填時間は3分程度と良い事尽くめにも思えるが、まあ実際には他の問題も多いようだ。

その燃料電池車 (FCV : Fuel Cell Vehicle) の量産モデルとして世界で初めて 2014年に発売されたのがトヨタ ミライで、今回はこのクルマを取り上げる事にする。

ミライのアウターサイズはカムリやクラウンと同等だから結構大柄なクルマだ。価格は720万円強と決して安くは無いが税制の優遇が220万円程あるというから実質は500万円となり、クラウンと大きく変わらない。まあこれを買うのは官公庁、とくに地方自治体などが低公害をアピールするという用途に向いていそうだ。

と書くと、なぁ~んだ、補助金で成り立っているんだ、と思われてしまうが、いやいや地球の将来を考えれば普及の為には必要な事で、このように将来の為になるものは国が促進させる事は必要だ。こういう例では最近では来年四国で開校される獣医大学が話題だが、この大学は東大でも出来ないような最先端の研究を大学院無しで推進するというユニークで新しい発想の獣医大学であり、なんてったって実習には縫ぐるみを使う事でバイオハザードの危険を排除するという。教授陣は超ベテランを揃えているからその経験が多いに生かされるだろう。えっ、直ぐに定年になって1期生が卒業するころには誰も居ないとか‥‥?

まっ、まあ、それ以上に獣医の空白区だった四国で、多くの地元学生を受け入れるという社会的ニーズも担っている訳で、ついでに隣の韓国からも多くの留学生 (四国枠の倍) を募集していたりする。しかも大学のランクは誰でも合格できる BF ランクという門戸の広さだし、多くが国家試験に受からないだろうから、獣医がこれ以上増えたらば仕事が無くなるなんていう心配も無い。今治市からの96億円の補助金も市長や市議会議員にたっぷりと現ナマを配っているので問題無く支給されるだろうし、今治市が破綻したところで日本の殆どの国民には痛くも痒くも無い。しかし韓国からの留学生に日本の国費で異常に厚遇するのはどうかといえば、いやいやこれこそ国際貢献で、韓国人は受けた恩は必ず返すという国民だ‥‥ただし、仇で。

んっ、何やら話が横道に逸れたが、あっ、そうそう、トヨタ ミライの話だっけ。それでは先ずはエクステリアから眺めてみよう。

ミライを実際に初めて見ると、何かに似ていると感じる‥‥。

そう、同じトヨタのプリウスを大きくした、という感じだ。

特にリアビューがソックリに見える。ただしプリウスよりも大きく、幅も広いからより安定して見える。

フロントはビューは最近のトヨタ顔で、ヘッドライトからセンターのトヨタマークを繋ぐ狭いアッパ-グリルなど、これまたプリウスそっくりだ。

リアについてはプリウスと全く異なり、フロントのサイドエアインテイクと形状を合わせた三角形のリアコンビネーションライトがミライの特徴となっている。

サイドビューもスタイルの基本はソックリだが、全長がミライ (4,890㎜) よりも350㎜ も短いプリウス (4,540㎜) は随分と小さく見える。因みにホイールベースはミライが2,780㎜ に対してプリウスは2,700㎜ と全長程の差は無く、要するにミライはオーバーハングが長いということだ。

付け加えるとプリウスのホイールがミライの17インチよりも2インチ小さい15インチである事も見た目の違いに大きく影響している。

つづく




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2017/11/17(Fri)  Jeep Wrangler (2018)

最近の世界的な SUV ブームにより、多くのカーメーカーがこの分野に進出しているが、この手のルーツは不整地走行用の (軍用) 小型4WDトラックであり、言い換えればジープが本家本元ということになる。そのジープは何度かの経営危機に見舞われたが、ブランドとしてはクライスラーの一部門として生き残っている。

そのジープのラインナップでも初代ジープの面影を色濃く残しているのがラングラー (Wrangler) で、こればかりは米車嫌いの多いクルマ好きからしても、ジープだけは別格で大いに気になる存在だ。

そのジープ ラングラーが久々の FMC を発表した。といってもこれらの写真では余程のジープ好きでないとどこが違ったのか判らないくらいにキープコンセプトであり、こんな例として他に思い当たるのはポルシェ911くらいだろうか。それに今時ボンネットとフェンダーが別体になっているクルマなんて他にあるだろうか?

なおこのタイプはラダーフレームを持っている為にホイールベース違いを作るのは簡単で、どこのメーカーでも走破性重視のショートと居住性重視のロングが用意されている。とは言っても、このタイプで未だ残っているはラングラー以外ではメルセデス Gシリーズ、ランドローバー ディフェンダー、トヨタランドクルーザー70シリーズくらいしか思い当たらない。おっと中国には北京ジープと呼ばれているクルマがあった。

ダッシュボード付近は流石に多少近代的にはなっているが、それでも世間の標準からすれば武骨で古臭い。

上の写真からコンソール前端部を拡大すると、6速MT のシフトレバーと共にその左にはもう1本のシフトレバーがある。これは2駆/4駆切り替えとハイ/ローの副変速機の切り替えを行うものだ (たぶん) 。以前のジープではシフトレバーは3本だったが、駆動切り替えと副変速機が一本にまとまっただけでも文化的になった訳だ。更にセンタークラスタ-下端左の赤いパネルは緊急脱出時に空転により反対側の駆動力も失われるのを防ぐ為のデフロックだろうか。

なお何時ものように、詳細が知りたい読者は下記を参照願いたい。と言っても今回は情報が最小限だが。
⇒ https://www.netcarshow.com/jeep/2018-wrangler/





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2017/11/16(Thu)  Vitz GR SPORT ”GR" <3>

インテリアはフロントシートの両端のサポートが高くスポーツを謳うだけの事はあるし、白いラインが目立っている。これに対してリアシートは妙に地味というか "普通のシート” に見えてしまう。

フロントシートの表皮はセンターがスエード調ファブリック、サイドは合成皮革のコンビとなり、これは GR SPORT も同じ。このセンターはアルカンターラ風だから一見してポルシェ ボクスター/ケイマンのアルカンターラ/合成比較コンビソックリに見える。なお白いアクセントは‥‥まあ好みの問題だが、妙に目立つ。

ドアのインナートリムはヴィッツというボトムレンジの車種としては悪く無い。

ダッシュボードとその付近は GR SPORT と同 "GR" では多少異なる。

その相違点の一つがステアリングホイールで、 "GR" はより小径のものが付いている。

最近のクルマには珍しく MT が設定されているが5速というのがチョイとイマイチだ。パーキングブレーキは今では珍しいレバー式で、まあジムカーナのベースにもなる可能性のあるクルマとして貴重だ。

 

正面のメーター類は GR では中心に大径の回転計を配し左に小径の速度計となり、これはポルシェ ボクスターなどと同じだが、ポルシェは正面の回転計にデジタル速度計を組み込んでいるために速度計が小径でも問題無いが、ヴィッツ GR ではデジタル表示が無いために小さなメーターでは 40㎞/h と 50㎞/h の差が判り辛い。

ペダルについても GR はアルミスポーツペダルというこの手のクルマではお約束のパーツが標準となる。

対する GR SPORT では極普通のウレタンパッドに格落ちする。

さてこの GR SPORT "GR" についてはメガウェーブでチョイ乗りをしてある。試乗車は最近貴重な MT だったのであのコースでもシフトとクラッチのフィーリングくらいは判断できるし、どちらかと言えば動力性能よりもハンドリング重視のクルマだからスラロームが出来るメガウェーブの専用コースはこのクルマに向いてもいる。

ということで実際の走りについては近日中に簡易試乗記で公開の予定だ。

乞うご期待!


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