香港が英国から中共に返還されて24周年に当たる7月1日、香港の繁華街コーズウェイベイ(銅鑼湾)の路上で、男が28歳の警察官を刺した後、自殺を図り死亡するという事件が勃発した。
死亡者の個人情報は公表していないが、香港メディアは豆乳メーカー「維他奶(Vitasoy、ビタソイ)」社の香港調達部門の責任者・梁健輝氏(50)だったと伝えている。
梁氏の知人は普段は温厚で勤勉な人。決してサイコパスや過激派ではないと証言していると言い、そんなマトモな人が警官を襲ってその後、自ら自決したという事が大きな話題になっている。なお襲われた警官は治療を受け、現在容態は安定しているという。
梁氏の遺書には「香港国家安全維持法」が市民の表現の自由を奪っていると批判する内容もあり、中共に抗議するための自爆テロという事になる。
この事件に対して米国系ラジオ、フリーアジアは2日夜にYoutubeで、梁氏をどう評価するかの投票を行ったところ2時間弱で投票された2000票のうち、79%が「烈士」を選び、「暗殺者」「孤狼(攻擊性のある人)」「テロリスト」がそれぞれ約3%、「わからない(歴史が決める)」が約13%だった、というから、市民は香港に対する中共の政策をいかに不快に思っているかを良く表している。
これに対して香港政府(=中共)では、警察官を刺した後に自殺した男性を追悼しないよう市民に警告した。そして、梁氏に哀悼の意を示す白い花を持つ市民を、警察が止めて調べていたという。
中共はこの事件を機に、一気に市民が暴動に走る事を相当恐れているのだろう。
今や世界中を敵に回しているキンペイの強行政策は、あらゆる場面で崩壊の道を歩んでいるが、さて、本当に崩れ始めるのは何時だろうか?
ところでこの事件、日本では殆ど報道されていないように思えるが‥‥。
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