台湾へ提供のワクチン届く 日本政府にしては珍しく迅速な対応

6月4日午後、日本政府が台湾に無償提供した124万回分の英製アストラゼネカ(AZ)のワクチンを積んだ日本航空の輸送機が、台湾桃園国際空港に到着した、とマスコミが一斉に伝えている。

台湾へのAZワクチン提供の話が突然報道されたのが先月末だから、1週間を経ずして実行された事になり、これは通常の日本政府の対応と比べれば劇的というくらいに迅速だった。
⇒日本の政府が余ったアストラゼネカワクチンを台湾に供給検討

この政策の最大の利点は、何と言っても中共が台湾に対して強引に貸を作ろうとした目論見を完全に崩してしまった事だ。勿論、日台友好という大きな利点もあるが、やっぱり「中共、ざまあ」というのが本音だろう。これは台湾にしても同様で、勿論日本に対しては国を挙げて感謝しているようだが、それと共にやはり「中共、ざまあ」と思っているだろう。

それにしても、この異例の対応には驚いた。しかも先月末の段階では、WHOのテドロスが推奨するワクチン共同購入・配布支援組織の「COVAX」を通じて台湾へ提供する、何てアホな案を出していたお花畑左翼がいて、チョイと心配だった。

何しろテドロスといえば中共ベッタリであり、下手をすれば日本からのAZワクチンを台湾分を減らして韓国にでも支給したら最悪の事態となると思っていたが、「COVAX」を通す事無く、直送したのは迅速さと共に大いに評価できる。

その韓国ではAZ製も足りなくなり、いよいよワクチン初回接種全面中断の危機というが、あれ～っ、最高の技術で自国生産できるんじゃなかったのぉ～(笑