自動車用半導体の世界的な不足の原因ってなんだ?

 

自動車用半導体の不足による自動車メーカーの減産は、既に昨年末今から始まっていた。その理由としては昨年春からの中共ウィルスの影響で自動車の生産が落ち込んだが、夏頃から需要が急速に回復し、これにより自動車の生産は急激に回復した事が理由だと言われている。

しかしここで大きな問題が発覚した。自動車用に限らず、現在では半導体の中でも中枢となるCPUの生産の多くは半導体受託生産メーカーである台湾のTSMCで製造されている。

そしてスマホやゲーム機などの半導体を生産していた中国のSMICが去年、米国政府からの制裁で半導体生産が出来なくなり、この分がTSMCに殺到した。TSMCでは利益の少ない自動車用よりも価格の良いこれらを優先して生産したために、自動車用の生産の立ち上がりが遅れてしまった。

更に悪い事に、3月には日本のルネサスエレクトロニクスの主力工場である、那珂工場で火災が発生した事で、増々半導体の生産が減少し、完成車メーカーは減産や製造ラインの停止を余儀なくされてしまったのだった。

しかし、それだけではなかった。同時期に大手半導体メーカーである、独インフィニオン・テクノロジーズやオランダNXPセミコンダクターズの米国工場が、米国南部を襲った大寒波で停止した事で、更に事態は悪化の方向に向かってしまった。

さて、最初に戻って、TSMCが自動車用を充分に供給しなかったという事に、何か引っかかるモノある。TSMCは台湾企業であり、台湾=親日・親米というイメージだが、TSMC自体が中共とかかわりがある、とも言われている。それに加えてルネサスエレクトロニクスの火事というのも、タイミングが良すぎる。

となると、何やら陰謀論めいた事を考えたくなってしまうのだが‥‥。

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