中共の三峡ダムといえば、あまりにも巨大過ぎて今や危険極まりない存在となっている。
⇒中国の洪水増々激化 三峡ダム決壊の危機が現実味を帯びる
にも拘わらず、中共はその三峡ダムの3倍もある超巨大ダムを計画しているという。
場所はチベット自治区・ヤルンツァンポ川上流で、この川は世界一高い標高4000mを源流としていて、ここにダムを作って水力発電をすれば、年間3000億kWhの発電量が見込まれる。三峡ダムが年間1030億kWhだから、その3倍となる。
三峡ダムでは膨大な貯水量のために地盤が変形して、これが元で大規模な地震も発生しているといわれているくらいで、その3倍のダムを作れば、それぁ大変な事が起こるのは容易に推測できる。
また、この川は下流でインドのブラマプトラ(Brohmoputro)川と合流している事から、上流にこれ程のダムあると、下流のインドでは川の水位が低下し‥‥何て生易しいモノでは無く、水が干上がってしまい、生態環境が大きく損なわれる可能性がある。
加えて、ダム建設予定地の上流には多数の氷河が存在し、これが崩壊すれば大規模な地滑りが起こる可能性が指摘されていて、実際にダム建設工事が始まったら建設地に巨大な土砂が押し寄せる可能性がある。
このダムは中期政策大綱の第14次5ケ年計画(2021~25年)に重要プロジェクトととして組み込まれているというが、完成する前に今の政権は無くなっている可能性が高いし、中国共産党自体すら存続が怪しい。
島国の日本では想像もつかないが、上の図を見ると上流から海に出るまでに、何千㎞もあるという、あまりのスケールの大きさに唖然とする。
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