毎年新年の1月2~3日といえば、箱根駅伝で日本中が盛り上がるのが恒例となっいる。しかしあのレースは関東大学選手権という、言ってみれば学生の地方レースなのだが、実業団の全日本駅伝が全く人気が無いのに比べて、その人気は異常なほどだ。
さてその箱根駅伝。今年は逃げ切る創価大学を追う駒澤大学がデッドヒートを繰り広げたが、実はこの2校はどちらも宗教系の大学だった。
まあ、創価大学が創価学会の大学という事は多くの日本人が知っている事だが、駒澤大学も実は曹洞宗の大学だったのだ。とはいえ、今では日東駒専と言われる中堅大学の1校として、かなりメジャーな存在であり、仏教系なんて言われてもピンと来ないが、OBの話では、確かに偶に坊主頭でちょっと雰囲気の違う仏教系学科の学生を見かけるそうだ。
対する創価大学は、以前聞いた話で学生の8割以上が信者やその親族といわれていた。そして、月に1回くらいの日曜日には、大学の付近の道路に揃いのブルーのブレザーを着た学生が交通整理をしており、これは大学で行われる創価学会の定期イベントへの参加者に道案内のためだそうだ。
それで、話を駅伝に戻すと、ゴールの数千メートル手前で先頭の創価大の選手を映していた画面の後方に、これを追う選手の姿が見えた時、おおっ、これはもしや、と多いなる期待が過ぎった。そして期待通り、駒澤大の選手はその後グングンと追い上げ、ゴールの2千メートル手前で遂に追い越してしまった。
いや、この間の面白さといったら、どんなドラマも敵わない迫力だった。そして前述のように両校とも仏教系であるが、多くの日本人は駒澤を応援していただろう。
えっ、その理由は、って。
いやあ、意地が悪いなぁ。
コメントを残す