ファーウェイ製5G基地局の部品は3割が米国製だった 終わったねぇ

 

米国によるファーウェイ封じ込めの中でも最も重要なのが5G基地局で、これは個人の端末以上にデーター漏洩の危険が多いからだ。そこでファーウェイ製基地局の部品について、日本経済新聞が調査した結果が公表されている。

これによると価格ベースで米国製部品が27.2%あり、これは今後ファーウェイが入手する事は出来ないだろう。例としてはソフトウェアで構成を設定できる集積回路FPGA(Field-Programmable Gate Array) は米国ラティスセミコンダクターおよびザイリンクス製だ。

また電源を制御する半導体も米国TI(テキサス・インスツルメンツ)およびオン・セミコンダクター、通信スイッチは米国ブロードコム、そして増幅装置には米国アナログ・デバイセズ製というから、基板上の重要部品は殆どが米国製という事だ。

米国製以外では韓国サムスン電子のメモリ、日本のTDKの回路保護部品などが使用されている。なお中国企業が設計した部品の比率は48%だが、その4分の1はTSMC(台湾積体電路製造)に製造委託しているCPU(中央演算処理装置)で、TSMCではこれを米国の技術を使用して生産しているから、CPUも使用不可となる。

結局、純粋な中国製部品は僅かに10%程度という。

一説によるとファーウェイは既に基地局用の部品の在庫が尽きて生産ラインはストップし、再開の見通しは全くたっていないようだ。

ところでファーウェイ排除となると、従来ファーウェイの持っていたシェアは当然他社製となり、他国のメーカーが漁夫の利を得る事になる。昨年の地上基地局のシェアは概ねファーウェイが35%で、スウェーデンのエリクソンが24%、フィンランドのノキアが19%となっているが、結局一番喜ぶのはエリクソンとノキアという事になる。

日本ではNECが手掛けているが競争力はマルで無い。しかし今後は多少高くて性能が悪くても、国産優先という事も考えられる。まあぶっちゃけNECの通信部門何て、社員はマルで公務員感覚だから、ロクなものは出来なかったりする。そういえばその昔はNECのPCは世界をリードしていたものだった。
80年代のパソコンはユーザーがプログラムを作っていた

一時は完全に終わってしまった日本の情報機器業界だが、中共の排除と韓国が文ちゃんのお陰で衰退している今、一気にシェアを取り戻るチャンス到来! と、上手くいけば良いのだが‥‥。

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