中共は初の国産旅客機「C919」を2021年に就航される予定だったが、飛行制御システム技術や部品などは、欧米各社、特に米企業に強く依存している事から、供給が難しくなってきた事により、予定の就航は無理と見られている。
C919は中共初の国産大型ジェット旅客機で、2014年に初飛行をする計画だったが、実際の初飛行は2017年に実施された‥‥と言う事は、とりあえず飛ぶことは出来たんだ。
しかし前述のように、C919の生産には欧州および米国企業による第三者サプライヤーに強く頼っている事から、新型ウイルスの蔓延で納期が遅れ、更には米国の中共排除の方針により、部品調達は増々厳しくなっている。
なんたって、大型ジェット旅客機はそのまんま軍用輸送機なるし、多少の改造で戦略爆撃機にもなる。現在の中共の戦略爆撃機は1955年初飛行の旧ソ連製をライセンス生産したものだから、そりゃC919ベースの爆撃機は欲しいだろう。
⇒人民解放軍の爆撃機
言い代えれば軍事兵器に直結する航空機技術を、欧米が今の対中共情勢で供給する訳が無い。これを解決するには中共がエンジンと航空電子設備を自国で開発・製造する事だが、ぶっちゃけ、それは無理だろう。
結局、この旅客機はこのままボツだろうなぁ。
いや、その前に中共自体がボツになる可能性が大だが。