7年の歳月と244憶円の巨費を投じてソウル市が2015年にオープンした韓国初のドーム球場、高尺(ゴチョク)スカイドームはドーム球場なのに雨天時は傘をさして観戦するという、世界に類を見ない素晴らしい球場だった。
素晴らしいのはそれだけでは無かった。座席が切れ目なく31席も並んでいるためにトイレに行けず、「オムツ座席」という皮肉が飛び交ったのだった。これぁパンパースドームとでも改名したら良かったのにねっ(爆
要するに傘をさしておむつを付けて観戦するという素晴らしいお笑い球場だった。
しかし、流石にこれは放置できなかったようで、2016年にソウル市は約7千万円の税金を支出して回収工事が行われた。これで解決したかと思いきや、世の中そんなに甘くは無くて、結局毎年修理するも雨漏りは完治しなかった。因みに監査で判明した雨漏りは2015~2017年に58か所、2018年に34か所で、その度に補修工事をしてもまた同じ場所で水漏れが発生するという。
駄目だこりゃ。
この球場はHDC現代産業開発(HD現産)が施工し、ソウル施設公団が管理する施設で、2021年まではHDC現産との瑕疵補修契約が結ばれており、工事費用は約2000万円だが、それ以降の補修費用は増大する事になり、増々税金を投入する必要となっている。
結局、この球場の雨漏れは根本的な設計ミスであり、恐らく完治はしないだろう。まあ最新鋭潜水艦でさえ水漏れするのだから、ドーム球場の水漏れくらい当然だなぁ。あっ、そういえばヒュンダイ車も屋根から水が漏れるんだった。
それでも高尺スカイドームはとりあえず球場として使われているだけまだマシて、韓国モノレールのように10年と100億円かけても結局営業運転まで行かなかった!
⇒韓国のモノレール
まあ何をやってもお笑いのお国柄で、ネタが尽きない点では実に有難い存在だねっ。
コメントを残す