台湾海峡で米駆逐艦を中共海軍が追尾

 

アメリカ海軍の駆逐艦が18日、台湾海峡を通過し、中国軍は19日、この駆逐艦を追尾したことを明らかにしたうえで、アメリカ側を強く非難した、と多くのマスコミが報道している。

その米駆逐艦は「マスティン」で中共は「昆明(クンミン)級」であると伝えられている。マスティンは1988年から建造が始まったアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の39番艦で、就役は2003年7月。主な要目は
排水量 9,648トン
全長 155m
全幅 20m
エンジン ガスタービン 27,000shp x 4基
最大速度 31ノット

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これを追尾した中共の駆逐艦は昆明(クンミン)級で、052型駆逐艦とも呼ばれている。最初の就役は2014年で、その後14隻が建造された。
排水量 約7,000トン
全長 156m
全幅 18m
エンジン ガスタービン 38,000shp x 2基
最大速度 30ノット
と、米国アーレイ・バーク級より一回り小さく、性能もスペック(多分ハッタリ)でさえ劣っているから、実際には大きく差が付いているだろう。

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ただし中国海軍には今回の052型に対してより新しい055型があり、これは大分改良されているらしいが、それとて日米に敵う物では無いという。

おっと、ここで日米といったが、日本の自衛隊には駆逐艦は無いっ!軍隊じゃないから駆逐はしない。ただし自衛のための護衛艦はある。最新鋭艦としては「まや型護衛艦」があり、その前級には「あたご型」(2隻)、そしてその前級は「こんごう型」(4隻)で、何れもイージスシステムを装備している。

えっ、それってイージス艦ってやつじゃ無いの。
【自衛隊 vs 韓国軍】イージス艦

いやイージス艦以外にも4,000~5000tクラスが30隻、2,000tクラス(あぶくま型)6隻が「駆逐艦に相当する護衛艦」だ。

中共は10年程前から海軍力を増強し、最近では日本に勝てる自信があるとばかりに、尖閣を奪取するとまで言っているが、確かに艦艇の数は多いが、所詮は中国産のパチものだ。例えば中共は日本の新幹線をコピーした高速鉄道を国中に張り巡らして、挙句の果てには東南アジア諸国に安さを武器に売りまくったが、不良品でまともに運行に至っていない。

中共の自主ブランド車は一見すると日米欧のクルマに近いレベルまで至ったが、衝突試験でもすればその違いは歴然で、要するに基礎技術が全く無いのだ。更に加えて軍用品などは共産党幹部がピン跳ねしてしまい、予算不足から兵器なのに特殊鋼材を使わず一般鋼材を使うなどしているというから、中共の駆逐艦なんてシビアな戦闘状態となったら強度不足で船体に亀裂が走る、何て事も十分に有り得る。

とは言え、安心してはいけない。が、無用の心配も相手がつけあがるだけだ。

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