中国自動車大手の東風汽車グループで軍用車に関する大規模汚職事件が発覚したようだ。
東風汽車集団は中国3大メーカーの一つで中共の国有メーカー。日産自動車(東風日産汽車)、本田技研工業(東風本田汽車)、ルノー(東風雷诺汽車)、プジョーシトロエン(神龍汽車汽車)、起亜自動車(東風悦達起亜汽車)など、多くの海外メーカーと合弁事業を行っている。またボルボグループとの合弁で商用車も製造している。加えて自主開発の車種も製造していて、乗用車のみならず商用車や軍用車も手掛けている。
今回の汚職事件は軍用オフロード車の「東風 猛士」に関するもので、同車に使用する特殊鋼材が価格が10分の一である一般鋼材を使用されていて、その差額を会社と生産部門の上層部で山分けしたというものだ。
下の写真が猛士だが、なにやら米軍のハマーのパチもの丸出しだ。
この不正が発覚したのは中印国境での衝突事件で、中国側の軍用車が貫通され兵士が死亡した事で、品質の悪さ(強度の低さ)が暴露されたものだ。これにより軍は車両5千台を返品し軍用品供給資格を取り消した。実はこんな事は中共では当たり前の事だという。
という事は中共の兵器なんて見かけはそれらしいが、本来特殊鋼を使うところに一般鋼材を使うのが当たり前となれば、戦闘時にハードな使い方をすればすぐさま破壊に至る訳で、戦闘機何て本気でドッグファイトしたら、強度不足でバラバラになりかねない。
また艦艇はチョイとミサイルを食らっただけで簡単に撃沈されたりと、まあ状況が目に見えるようだ。実例として度重なるロケットの打ち上げ失敗の原因が、技術の未熟さと共に不正による材料の強度不足も大いに関連している、とも言われている。
因みに中共が今年に入って行った衛星打ち上げでは連続3回の失敗をしている。実は以前の中共ロケットは失敗が少なかったのだが、このところの凋落ぶりは中共自体の末期的状況を表しているかのようだ。
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