トランプ米大統領が2026年8月、米韓合同軍事演習(乙支フリーダム・シールド)の規模を直線に大幅縮小を指示した背景には、中東情勢を巡る韓国への不満と、従来からの北朝鮮外交・費用削減に対する方針が複合的に影響している。
主な理由
• 韓国による「イラン非核化協力」拒否への不満

トランプ氏はSNS(Truth Social)にて、韓国側にイランの非核化に向けた協力(有志行動)を求めたものの「結構です(No thanks!)」と拒否されたと明かした。同盟国でありながら米国の対イラン政策に協力しない姿勢を示したことへの不満が、演習縮小を表明した直接的な動機の1つとなっている。
• 金正恩総書記への配慮と関係維持

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記との「非常に良好な関係」を強調し、このタイミングで大規模な演習を実施することは、北朝鮮に対して不必要に挑発的・敵対的なシグナルを送ることになると主張した。
• 米国の高額な軍事費用負担への不満

演習にかかる多額の費用の大部分を米国が負担させられている現状に改めて強い不満を示し、コストを大幅に削るべきだという持論を展開した。
演習開始直前であったため完全中止は見送られ、ピート・ヘグセス国防長官に対して「規模の大幅縮小」が指示された。この決定は、中東情勢における韓国との足並みの乱れに加え、第1期政権時から続く「高額な演習費用への忌避感」と「金正恩氏との直接対話を優先する姿勢」が直結した結果と言える。
