奄美大島周辺の接続水域に中国潜水艦が潜航

 

時事通信が伝えるところによると『防衛省は20日、外国潜水艦が18日に鹿児島・奄美大島沖の接続水域内を潜ったまま西進し、海上自衛隊の護衛艦と哨戒機が監視したと発表した。同省関係者によると、中国海軍の潜水艦とみられ、特異な行動として分析している。』との事だ。

潜水艦は国際法上、領海内では浮上して国旗を掲げる必要があるが、接続水域で潜航する事は禁じられていないので、今回の潜水艦も違反ではない。防衛省は潜水艦の国籍について「自衛隊の探知能力を含む手の内を明かすことになるため、国籍や潜水艦の種類を答えることは差し控える」としている、という。しかしその反面、河野防衛相は「中国籍と推定される」と明らかにしている。あ~れ、言っちゃった。

これって潜航中の潜水艦を探知している事をバラした事で、中国の潜水艦の潜航行動が丸見えな事を公言した事になるのだが。今回このように日本の探知能力では既に中国の潜水艦が丸見えである事を公言した理由はなんであろうか?

「丸見えなんだからウチらの周りをチョロチョロするんじゃねぇ!」という事かな?

加えて海上自衛隊は「警戒監視を続けたが、針路を旋回するなど、海自の能力や反応を探る動きも見せた」と公表している。またこれらの監視は海上自衛隊の哨戒機や護衛艦が行い、情報収集と警戒監視を行った、としている。

「哨戒機や護衛艦」というと、自衛隊の哨戒機は例の韓国軍によるレーダー照射事件でお馴染みになったP-1哨戒機がある。P-1は日本が独自に開発したもので、対潜哨戒機としては珍しく4発ターボジェットで、プロペラ機に対して巡航速度が高く騒音も少ないという世界でも最高峰の性能を持っている。

なお対潜哨戒機については⇒【自衛隊 vs 韓国軍】 対潜哨戒機

では護衛艦はといえば、あきづき型護衛艦が最新鋭の対潜装備を持っていて、現在同型艦は4隻が運用されている。

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なお中国の潜水艦は旧ソ連の技術が元になっている、言ってみれば旧式な技術であり、それでも最新艦は騒音も比較的少ないと言うが、まだまだ探知はし易いのだろう。まあ空母(遼寧)程にポンコツかどうかは判らないが、ハッキリ言って中国の兵器なんてそんなものだ。でもまあ、そのハッタリに合わせて日本の無知なB層には危機を煽っておくのが正解かもね。

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このところの中国は近平ちゃんの末期症状から軍事的にも日本の尖閣にチョッカイを出したり、いやそれ以上にインドとの紛争になりつつあるという、まさに気が狂ったとしか考えられない事をやっている。

これに対してインドは何と本格的な戦争状態となったらば、あの三峡ダムを爆撃すると公言しているようで、そうなれば中国は崩壊してしまう。考えてみればあんなアキレス腱を持っているのに軍事的に突っ張っているが、これはもう正気の沙汰では無い。

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