米国の調査でヒュンダイの高級車ブランドがレクサスを抜いて1位になった、と韓国紙はホルホルしている。そして日本の売国マスコミも遂に韓国車に抜かれたと騒いで(内心喜んで)いる。
実はこの調査とは米国の市場調査会社JDパワーによるもので、同社は自動車商品魅力度調査や初期品質調査、サービス満足度調査など多くの調査を行っているのだが、その調査方法は独特だから、その辺を十分に理解する必要がある。
今回話題の調査は「自動車耐久品質調査2020」というもので、北米で販売されている32のブランド、222車種、合計3万6555台の参加により、購入から3年が経過した車両のオーナー各100人に対して117項目による調査が行われたものだ。
ええっ、たった100人でしかも購入してから3年経過したクルマという、極々限られた範囲でのアンケート調査だったのか? 100人のジェネシスオーナーって?‥‥そりゃ韓国系でしょうねぇ。
そしてブランド別でトップになったのが韓国ヒュンダイ自動車の高級車ブランドであるジェネシスだったという事だ。ジェネシスは2017年に「ウリらもレクサスに勝てる高級車ブランドを作るニダ」とトヨタ レクサス、日産 インフィニティ、ホンダ アキュラなどをパクって展開を始めたものだ。そのジェネシスで3年前に発売されたのがG80で、今回の調査ではジェネシスブランドとは言うものの実際にはこのG80一車種のみの結果という胡散臭さ満点だ。
なおG80については本篇試乗記の日記を参照されたし。
⇒2020年5月5日の日記 Genesis G80 (2021)
対するレクサスは数多くの車種を展開していて、それらの合計をレクサスブランドとしているから、1車種の結果のみでブランド1位としたジェネシスは本来条件が違い過ぎるのだった。要するに団体戦の結果に一人で団体扱いしてチーム優勝した‥‥みたいなものだった。それで車種別の結果、G80単独ではレクサスESにボロ負けしている。
レクサスESは米国でベストセラーの中型FF車、トヨタ カムリをベースに高級化してレクサスブランドとしたもので、完全に米国向けを意識したものだ。
因みに2019年の米国における高級ブランドの販売実績では
メルセデスベンツ 357,729台
BMW 324,826台
アウディ 224,111台
レクサス 298,114台
インフィニティ 117,708台
ジェネシス 21,233台
要するに米国高級ブランドとしては殆ど話の外、だった。
まあ考えてみれば日本でもレクサスがどうしても勝てないメルセデスベンツやBMWより、米国ではヒュンダイ(ジェネシス)の方が耐久品質が上‥‥なんて事がある訳が無いだろう!
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