加計学園といえば安倍首相に絡んだスキャンダルで「モリカケ」などと言われて、一時期は中々の有名組織となった。その加計学園経営の千葉科学大学が沖縄の学校法人へ事業譲渡されたが、この大学を再建する事は可能なのだろうか。
ぶっちゃけ、債権は極めて困難と思われる。千葉科学大学の状況は
・少子化による構造的な市場縮小
・ブランド力の欠如
・立地・アクセスの弱さ
・ 学部構成の魅力不足
という、正に四面楚歌状態だ。
だからこそ加計学園は同大学を手放したのだが、それを一体どうやって再建するのだろうか。そこで、ChatGPT先生にその可能性を聞いてみたらば、その為には
1. 特色ある学部・実学重視
◦ IT・AI・バイオ・看護・リハビリ・薬学など「資格につながる」「就職に直結する」分野を強化すると、受験生に訴求しやすい。
◦ 千葉科学大学も薬学・危機管理などを柱にたが、十分な規模効果を出せず苦戦した。
2. 公立化・自治体支援
◦ 「私立→公立化」の事例は地方で増えている。学費が下がると入学者が増えやすく、地域の学生を呼び戻せり。
◦ 例:秋田公立美術大学、名桜大学(沖縄)、公立諏訪東京理科大学など。
3. 他大学との統合・系列化
◦ 大規模法人が吸収し、系列内のブランドや資源を使って再生するケース。医療・看護系の養成校としてグループ全体の戦略に組み込むのが典型。
4. 外国人留学生の積極的受け入れ
◦ 日本人学生が減る中、アジアを中心とした留学生で定員を埋める手法。ただし教育の質・地域住民の理解・就職先の確保が課題。
5. リカレント教育・社会人学び直し
◦ 少子化で若年層が減る一方、社会人教育の需要は拡大。大学院や専門職大学的なコースを設ければ差別化要素になり得る。
という事だが、例えば薬学部については薬剤師は国家試験があるために、全入・無試験の学生では受からない。また公立化といっても、千葉県や銚子市が厳しい財政から全入大学を支援するのも難しいだろう。
他大学との連携にしても、この少子化で大手大学も規模縮小検討をせざる得ない状況で、全入大学と提携するメリットなどなく、簡単に話に乗る事はないだろう。
外国人の受け入れは、既に多くの底辺大学が行っているが、世界的にスパイ予備軍の中国の留学生受け入れに厳しくなっている現状と、スパイ防止法の制定に国民の支持が集まっている日本の状況では、これまた結構厳しい。
大学院についても、掛け算九九やBE動詞すら理解していない学生を大学院に入学させてどうするのだろうか。また、社会人の学び直しといっても、それならある程度上位の大学を選ぶだろう。
という事を考えると、果たして再建は出来るのか、とも思うが、まあ当分は生暖かくも守って、高みの見物というところか。