アフリカ東部で「サバクトビバッタ」が大量発生し食糧危機に発展している。ケニアでは70年に一度といわれる大規模な群れが襲来し、隣国のソマリアとエチオピアでも25年に一度の危機であり、ソマリアは国家非常事態宣言を発表した。
バッタの大量発生は「蝗害(こうがい)」とも呼ばれ、バッタの大群が飛び去った後は、無残に食い荒らされた裸の大地しか残らないという。被害にあっているケニア、ソマリア、エチオピアはアフリカの角と呼ばれる三角地帯だが、今後は更に隣国にも移動している。ケニアに到達したのは1000憶から2000億匹といわれ、縦60㎞、横40㎞におよぶ群れで、一日で100万人分の食料を食い尽くしてしまう。
このままのペースで増殖すると6月には500倍となり、既に大群は紅海を挟んだサウジアラビアとイエメン、更にはインドとパキスタンにも広がり始めている。という事はこの大群は中国にも遠からず到達する訳で、武漢肺炎でのパニックに加えてバッタの大群という二重のパニックとなる可能性は十分にある。
実は中国ではこれまでにも大量のバッタが発生した事はあるのだが、前回は対策として大量のアヒルを放ったところ、このアヒルがバッタを食べてまくって数ヶ月で食べ尽くし、見事にバッタの駆除を成功させたという。そして動物性たんぱく質をたっぷり食べたアヒルは丸々と太って、これが人間の食用として多いに役に立ったという。
な~んだ、それじゃあ今回も‥‥と思うだろうが、何しろコロナウイルス騒ぎで大量のアヒルを集めて移送する手段が無い。といことはバッタの被害をモロニ受けるのか?
経済危機にウイルス危機、既にこれだけでも大ごとなのに、これにバッタまで加わったどうなるのか?
いやどうにもならないどころか、想像もつかない危機が訪れるだろう。
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