中国の部品メーカー休業で韓国自動車メーカーが生産中止

武漢での新型コルなウイルス蔓延により中国の自動車メーカーが長期の稼働停止を行っているが、これにより韓国の双竜自働車では生産中止となっているという。

双竜自働車といえば10年間も解雇も無いが未解決とか、まあ韓国の自動車メーカーで最も倒産の確立が高そうなメーカーだ。⇒10年間未解決、韓国双竜自動車の復職問題とは?

その足りない部品とはワイヤリング部品、すなわち電源供給や信号用の電線を束にしたワイヤーハーネスとも呼ばれているもので、勿論これが無ければ自動車の生産はできない。またワイヤリング部品不足はヒュンダイでも同様で、このままだと来週には一部生産ラインの稼働中止が避けられないという。

WPPhto200201-1.jpg

韓国ではワイヤーハーネスは労働集約型部品のため中国から供給される場合が多い、とか言っているようだが、へぇ~、本当かぁ? 実は車のワイヤハーネスは電線とコネクタ用の端子を圧着で結合している。このため、端子の材質や硬度、そして精度などが極めてシビアで、さらに日本では圧着は専用の機械で自動化する事により世界で一番信頼性の高いワイヤーハーネスを作っている。

日本の車の電気系統が他国を圧倒する信頼性を得ているのはこれが原因の一つとなっている。何しろ車というのは常に細かい振動があり、電気端子からすれば最悪の条件で、しかも10年とか平気で使われるから、新車の時は大きな差は無いが耐久性では日本製が圧倒しているのだ。

結局日本は韓国にクルマの組み立て方は教えたが、部品の作り方は教えなかったし、付加価値の高い部品は全て日本から供給している。それを韓国は国民はもとより政治家達も自国で車が作れる技術が整った、と勘違いしていたのだが、一連の日韓関係悪化で表に出てしまったのだった。そっ、そんな筈じゃあ‥‥とか思っているんだろうなぁ。

この辺の戦略は中々上手かったようだ。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です