米国に追従して韓国も中国製コンテナクレーン締め出し




港でコンテナを積み降ろしするのに使う大型クレーンには、コンテナの出所と行く先を追跡するセンサーが付いているが、中国製のクレーンは物資などについての情報を収集する可能性があると懸念されている。
米国港湾施設の中国製大型クレーンはトロイの木馬?

これに対して、米国では当然ながら今後中国製コンテナクレーンを設置をしないのは当然の処置だが、中国製港湾クレーンの米国内シェアは約80%。最大の理由は低価格である事で、これを打開するために米国は6日午前、済州島のホテルで米貿易代表部(USTR)のグリア代表と韓国造船大手HD現代の首席副会長が非公開に会談した。

中国の港湾クレーンで最大のシェアを持っている上海振華重工有限公司(ZPMC)は、中国の国営 エンジニアリング会社であり、世界最大のクレーンおよび大型鉄骨構造物メーカーだ。

なお米国は中国製コンテナクレーンに対して100%の追加関税を検討しているという。しかし、こうなると代替えのクレーンを探す必要があるが、その相手として韓国が検討されているという事だ。

とはいえ、その韓国も実は中国製クレーンが53%と過半数を占めていた。

この中国製コンテナクレーンの問題については、丸紅米国会社ワシントン事務所が検討リポートを公開している。詳しく知りたい読者は
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