米国国家安全保障会議(United States National Security Council, 略称:NSC)はアメリカ合衆国における国家安全保障と外交政策に関する最高意思決定機関の一つだが、言ってみればディープステートの巣窟だ。
本来NSCは冷戦時、共産主義の脅威は政治、軍事、経済、文化など広範囲に及んだこと、さらにシビリアンコントロールの観点から、軍だけでなく各省の政策を統合、調整する組織として1947年に発足した。
トランプ政権は、そのNSCを抜本的な見直しに動いていて、100人以上の職員を行政休暇にし、強力な諮問調整機関のスタッフを削減したと報じられている。
NSCのスタッフはバイデン政権下では300人以上だったが、これを約50人に削減する計画と伝えられている。報道では、ウクライナ、イラン、インド太平洋などの主要な世界的ホットスポットを扱うものを含む、ほぼすべてのNSC局のスタッフが、ほとんど予告なしに解雇されたとし、突然の解雇は30分でデスクを片付けて出ていけというメールが来ただけという。
このNSC再編に中心的に関わっているのが国家安全保障担当補佐官代理も務めるマルコ・ルビオ国務長官で、マルコ対ディープステートの戦によりディープステートを骨抜きにする、と期待している高官もいるようだ。
マルコ・ルビオ氏はキューバ系米国人で、米国の代表的な対中強硬派の政治家で、トランプ氏にとっては誠に頼もしい右腕だ。
これに対して日本の政治といったら‥‥まあ、トップが前代未聞の最低最悪総理であり、これに比べれば村山、鳩山、菅なんてまだマシだったというくらいだから、その取り巻きも推して知るべし‥‥だが。