既にマスコミが大きく報道しているように、14日午後3時すぎに航空自衛隊小牧基地(愛知県小牧市)を離陸した練習機「T4」1機が、同県犬山市の入鹿池に墜落し、防衛省によると、空自隊員2人が搭乗していたが、安否は分かっていない。
事故の状況については、今の段階では不明点が多いから、最新の情報を確認願うとして、ここでは墜落事故を起こしたT4練習機について纏めてみよう。
練習機については、既に当ブログでもその概要を取り上げている。
⇒日本は韓国の練習機を導入すべきニダつて はぁ?
そこで今回はT-4 について少し深堀してみよう。
Wikipediaによると
『T-4は、日本で開発された亜音速ジェット機。航空自衛隊において、プロペラ機による初等訓練を終えたパイロットがつづいて訓練するための中等練習機として用いられている。エンジンを含めた日本の純国産ジェット練習機はT-1Bについで2機種目である。』
T-4 は1988年7月から運用開始されているために、既に37年前から納入されているから、初期の機体は言ってみれば「老朽機」だ。T-4 は2003年3月の最終号機までの間に208機が量産された。
亜音速ジェット機という事で、最大速度:マッハ0.907(1036km/h) 、巡航速度:マッハ0.75(797km/h) と本格的な戦闘機に比べると低く旅客機並みだ。これは中東練習機である事が理由となる。
では、中等練習機での訓練が終了した後はといえば高等練習機となり、以前は1974年から運用を開始した国産のT-2を使用していたが、2006年をもって退役している。そのため中等訓練終了後は、高等訓練に相当する戦闘機転換課程として、F-15J/JDまたはF-35A を使用しての訓練を行っている。
これに対して米国や韓国では高等練習機を使用している。そこで韓国軍との練習機のスペック比較をしてみる。
韓国軍の中等訓練は初等訓練と同じターボフロップ(プロペラ)機であるKT-1を使用することから、中等訓練は自衛隊の方がレベルが高いが、高等訓練機を持たない変則的な運用でもある。
T-4自体も老朽化している事から、T-50のように中~高等訓練につかえる新型練習機を開発するという案もあるが、日本としては航空機の開発資源は練習機ではなく、最先端の第6世代ステルス戦闘機に集中させたいこともあり、練習機は後回しというのが本音のようだ。
こんな状況を見て、韓国がT-50を売ってやるニダ、とか言っているようだが、流石に韓国製(実は米国設計で主要部品も米国製だが)の軍用機を買うのは、多くの国民が納得しないのだろう。
えっ、K-POP大好き、韓国大好きのアホお〇なも居るって?