23日、世界最大級の自動車展示会「上海モーターショー」が中国・上海市で開幕した。
中国市場は世界一となる年3,000万台市場であり、EVやPHVなどの新エネルギー車が販売全体の4割を占めている。また、雨後の竹の子のよう他業種からの参入もつづいている。
このショーでトヨタは新型EV「bZ7」などを公開。現地法人の幹部は発表会で「スマホと同じ使い勝手をクルマの中でも実現する」とアピールした。
bZ7は中国生産モデルとして、広州汽車集団有限公司(GAC)、広汽トヨタ自動車有限会社(GTMC)、およびトヨタ知能電動車研究開発センター(中国)有限会社(IEM by TOYOTA)が共同で開発を行った、全長5mを超える大型セダンタイプのBEVだ。
トヨタは全個体電池の実用化を2027年頃としているが、この bZ7が発売される2026年には間に合わない。噂ではbZ7は極めて短い充電時間を達成しているとうから、これは正極材にリン酸鉄リチウム(LFP)を使用し、航続距離の向上と充電時間の短縮を目指した次世代電池といわれるバッテリーを搭載するのだろう。
それにしてもトヨタはこれ程までに中国ビジネスに足を突っ込んでしまって大丈夫なのだろうか? 世界の流れは、米国のトランプ政権に追従して中国を世界経済から排除する方向なのに、益々中国との関係を深めるトヨタは、一体この先どうなるのだろうか?