批判続出の大阪万博だが、目玉の木造リングは建設費344億円。幅30メートル、高さ12~20メートルでこれは世界最大級の木造建築物だという。
しかも、釘を一切使わない伝統工法で、清水の舞台で有名な京都の清水寺と同じ工法だという。
ところが‥‥何やら骨組みの接続部にボルト穴のようなものが。
実は、強度を保つために金属製の金具やボルトを使っていたのだ。
これについては、運営側も認めているし、施工を行った大林組も図解で解説している。
しかし、清水寺のような伝統工法である貫工法は、地震時に貫を止めている楔が緩み、緩むことで建物の変形を許容して倒壊しない設計になっているようで、結局は見せかけだけのまがいモノを300億円以上も掛けて造ったという、アホ丸出しの実態が、大阪万博の問題点を浮き彫りにしているのだった。