保守論壇で有名な中国から帰化した石平さん 維新から参院選に出馬




石平さんは中国人で1984年北京大学を卒業後1988年に日本に留学した。留学中に勃発した天安門事件で中国への絶望感を感じ、中共への精神的決別に至り、その半面日本文化への大いなる魅力を感じ、次第に「愛日主義者」となっていった。

2002年には論壇デビューを果たし、以後保守系論客として日中関係・中国問題などを論じてきた。

2007年には日本への帰化により日本人となり、拓殖大学客員教授に就任し、日本の各テレビにも中国関連のコメンテーターとして出演している。

その石平さんが11日、7月の参院選でさる国政政党から出馬すると宣言した。ただし、政党名は12日の朝に発表するという事で、ネット界隈では一体どこの政党かと大騒ぎになった。

石平さんは日保(日本保守党)との付き合いもあったことから日保だろうとの見方をあったが、実は百の子宮摘出発言の時にSNSで苦言を述べた事から百がクレームをつけ、その後石平氏が関連発言を削除して事で一応収束したかのようにも見えていたが、流石に日保からの出馬は無いだろう、というのが大方の見方だった。

それどころか、日保からの立候補なら残念ながら応援はできないとか、頼むから日保だけはやめてくれ、という意見が大勢を占めていた。

そして12日朝、石平氏はネットで「維新」からの出馬を表明し、同党もこれを発表した。

維新というのは少し意外だったし、維新は親中ではというのが多くの意見だが、石平氏によれば、吉村代表は「中国が日本にとっての脅威で国防増強が必要との認識を持っている。さらに改憲論者で自衛隊を明記するという考えだ」という事で、まあ、これについては今後の成り行きを見守る事が必要だろう。

石平氏は比例区で出馬するようで、地上波にも出演している事による知名度の高さもあり、先ず当選は間違いないだろう。

ところで本来近い関係であり、党としても看板になる事が出来る保守論客の大物に逃げられた日保はといえば、これ「蟻」の凄まじさは驚くばかりで、保守言論界の大先輩であり未だ現役の花田氏にまで食ってかかっている有様だ。少し前にはこれまた保守言論界の重鎮である藤岡信勝氏にも喧嘩を売っていたし、チャンネル桜の水島 氏とも既に犬猿の仲であり、とにかく以前世話になった保守界の大物と片っ端から決裂しているのだから、もう救いようもない。

その日保は、未だ参院選の候補者すら発表していない。一体、参院選を戦う気があるのかと疑問に思ってしまう。

尤も、7月まで日保が存在できるのか、といえば‥‥無理じゃねぇの。