米Intelは9月に次世代Core Ultaraを発表している。
このCPUは前世代に対して消費電力を40%削減して高い電力効率を実現し、加えてGPUを内臓してグラフィック性能向上やAIへの対応を考慮している。
このCPUは省電力モデル、すなわちノートPC用であり、これらに使用するGPUとしてはNVIDIAのGeForce GTX 1650があるが、性能的にはこのGTX 1650と同等というから、GeForce いらねぇんじゃねぇ、という事になってしまう。
ところで最近、AI用プロセッサとしてのNVIDIA製品が注目されている。ここで疑問となるのはGeForce などのGPUは、そのままでAIプロセッサとして使えるのかという事だが、ChatGPT先生によれば「多くのグラフィックボード(GPU)はAIのタスクにも使用できます。」という事だった。すなわちGPU=AIプロセッサと考えてもよさそうだ。
流石にIntelだけあって、今後のAI時代をシッカリと見据えていたのだった。ネットではパソコン関連サイトで、今パソコン買うのはチョイと待て。来年はCore Ultaraモデルが出てくるから今買うのは大損だというコンテンツを見かけるが、まあ確かにそうだろう。言い換えれば、来年はCore i搭載の旧モデルが投げ売りされそうだから、グラフィック性能が必要なければ、それを買うのも一つの手だろう。
ところで前述のGTX 1650をデスクトップ用のRX3060と比較するとその性能差はどうかといえば、これまたChatGPT先生によれば「RTX 3060の方が圧倒的に高性能」という事で、次の表が出ている。
考えてみればノートPCというのは手軽に持ち運べるのがメリットであり、バッテリー駆動や電源の小型化を考えて、何より省電力を優先しているのだから、マジな用途に使うのがそもそも間違いなのだ。
ここで考えられるのは、この最新鋭のCPUは当然ながら中国には買う事が出来ない。既に中国はNVIDIAのGUPも入手できないし、AI技術に関しては益々遅れをとる事になる。
目出度し、目出度し。