昨日、宮崎沖で発生したM7・1の地震を受け、気象庁は「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」を発表して調査を進めていた。その結果を踏まえて「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表した。
「臨時情報」は南海トラフ地震に備えて気象庁が発表するもので、想定震源域で一定規模の地震が起きた時、時間差で発生する2度目の大地震への注意を喚起する目的で2019年から運用が始まったが、まだ一度も発表されていなかった。
臨時情報には「警戒」と「注意」があり、今回の注意は1週間の間は「自身への備えの再確認」、その後2週間は「地震に注意しながら日常生活」というもので、今回の注意は比較的緊急度は低いだろう。
注意情報に対応して、JR東日本では当面の間東海道線:平塚~熱海、伊東線:熱海~伊東、中央線:大槻~茅野の間で、速度を落として運航する。また東海道新幹線では三島~三河安城間で1週間程減速運転を行うという。関東圏でも1週間程度は鉄道のダイヤが乱れているだろうから、重要な移動には普段より余裕を持つ事が必要となり、全くいい迷惑だ。
元来、南海トラフ地震臨時情報は、南海トラフ地震がいつ起こるかを予測するものでないし、直ぐに来るかもしれないが、来ないかもしれないという程度で、特に今回の「注意」は念の為に注意しておいてねっ、というくらいのものだろう。
とはいえ、今年は元日から大地震が発生しているから、今度はお盆にデッカイのが来る‥‥何て事は勘弁して欲しいところだ。
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