就職に不利と言われていた大学の数学科が今では企業から人気に

 

大学の数学科といえば教員くらいしか就職先が無い、というのが世間の認識だった。

ところがここ数年、企業からのニーズが高く「就職に困らない学科」「企業から人気の学科」になりつつあるというSNS上の投稿が話題になっているという。それも旧帝大や早慶のみならず、ある程度のレベルの私立でも数学科の就職実績が悪くないといい、その就職先もメガバンクや、日立製作所、富士通など製造業や、花王、東レなどの化学メーカー、ヤフー、日本IBMなどのIT系など、大手企業が目白押しだ。

数学科卒業者は工学部には無い統計・データ分析など数理的な専門的知識を持つ事で、高度なITスキルを持つ人材としての需要があるというが、果たしてその需要はどのくらいあるのか?

電気・電子工学科や機械工学科だって、線形代数や偏微分方程式など工業分野で必要な数学の基本は習っているし、これを実学である工学としての応用を学んでいるという点では、企業としてはより使い道があるのではないか。

となれば就職を考えれば、やっぱり工学部の定番学科の方が確実な事は変わらず、敢えて数学科を選ぶ事はリスクが多いとも思うが。

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