韓国現代自は昨年、創業以来最大の実績を記録したが、これに対して実績に見合う待遇をよこせと、労働組合が90%の賛成でストライキ実施を決議した。
なお、現代自はこの6年間はストを実施していなかった。
現代自の労組といえば、無茶苦茶な要求とストの頻発により、会社の業績を圧迫していた。しかし、これが原因で人権費が嵩み、会社の経営が傾いてしまった。
⇒現代自の生産職の年収が1億ウォン時代に
会社側は経営環境などを理由にベースアップ10万1000ウォン(約1万1600円)、経営成果金350%に1450万ウォン、株式20株の支給、800人の新規採用などを提示した。
ところが労組側は、「昨年挙げた最大の実績を労働者に分配せよ」と主張し、ベア15万9000ウォンとボーナス900%(9カ月分)の引き上げ、金曜日4時間勤務制の導入、最長64歳の定年延長などを要求している。
いやはや、ボーナス9カ月とか金曜日4時間勤務とか、日本でこんな要求したら、頭がおかしいと思われるくらいのレベルだ(笑
ところで、昨年の現代自が好調だった理由はと言えば、米韓を中心に利幅の多い車種が好調だった事によるが、今年は販売競争の激化による販促コストが増えて減益に転じる見通しで、加えてソフトウエア開発に遅れが生じ、電気自動車(EV)販売が減速している事から、減益に転じると言われている。
まあ、その前に、米国でもEVの矛盾が暴露され、それに加えてEVの主要ユーザーである物好きな富裕層への普及が一巡してしまった事で、EVによる利益の増大は望めないだろう。
それでは、好調だったというヒュンダイ車の米国での2023年の販売台数は
1 Toyota Camry 290,649
2 Tesla Model 3 232,700
3 Toyota Corolla 232,370
4 Honda Civic 200,381
5 Honda Accord 197,947
6 Hyundai Elantra 134,149
7 Chevrolet Malibu 130,342
8 Nissan Altima 128,030
9 Kia Forte 123,953
10 Nissan Sentra 109,195
エラントラがシビックやアコードに次いで6位であり、8位の日産アルティマに勝っている。
そのエラントラはシビックに近い車格のクルマだ。
Elantra Civic
全長 4,676mm 4,550mm
全幅 1,826mm 1,800mm
全高 1,415mm 1,415mm
W/B 2,720mm 2,735mm
それでは価格はというと、
Elantra 21,625~28,465ドル
Civic 24,250~29,100ドル
まあ、米国の場合、州によっても事情が異なるし、実際の販売ではディスカウントもあるだろうから、本当の価格差は判らないが、メーカーの税抜き価格ではエラントラが10%程安い。
でもねぇ、確かに同クラスの日本車などと比べれば安い事は安いのだが、劇的に安い訳でもなく、内容を考えれば決してメリットは無いのだが。
あっ、ホンダと勘違いして買っているとか?
実際にヒュンダイ車のオーナーがホンダのサービスにクレームをつけてくる例があるという(大笑
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